みなさんこんばんわ。
まだまだ冷えますが、少しずつ厚着から脱却しつつある気温になって参りましたね。
もうすぐ4月。新しく何かに挑戦したくなる時期ですね。
さて、今夜は題名にも載せましたが改めて「大人になってから何かを学ぶこと」について考えてみたいと思います。
あなたは愉しい時間が過ごしたいだけなのか、どうせやるなら、きちんと支払った学費を回収できるだけの得る力が身に着けたいのか、どちらでしょうか?
大人になってから新しく何かを学ぶのはなぜ?
理由や目的は人それぞれで様々でしょう。
アフター5を充実させるため
まだ出会っていない新しい仲間や、あわよくば素敵な異性との出会いを期待しているため
自分のスキルアップや生活を豊かにするため。
などなど、大人になってからの習い事というのは、今の現状で足りないものを補う為に目的を持って通い始めますよね。
自分が一生懸命稼いだお金と日々忙しい中の貴重な時間を使って学びにいくのです。
LaVagueジュエリースクールの一日体験スクールを担当させていただくとき、入学を検討している方に私は必ず「なんでジュエリー制作を学びたいと思ったのですか?」と質問させていただいています。
ここで、大体皆さんの回答はほぼ同じです。
「昔から集中して何か手を動かして作っている事が好きで、それがゆくゆく、ネットなどで販売していけたらいいなと思って」
つまり、率直に言うと【好きなことで収入を得たい】ということです。
LaVagueジュエリースクールに入学を検討されている方達は、ただ楽しいだけでなく、自分で生きていく為に力を身に着けたいと考える現実的な方達が多いのです。
わたしは、そうやって本音を打ち明けてくれた方々は意識が高く自分に素直なしっかりしている方達だなと心から尊敬しています。
世の中、100%好きなことをして生きている!と胸を張って言える人は少ないのではと思います。
みんな、どこかで何かを我慢して、家賃を払う為・食べていく為に仕事をしている人が多いと思います。
そこで悲観的になって自分の夢に向き合う前に諦めてしまうのではなく、その状況から少しでも脱却する為に学びの場を探し、夢を実現する為の技術を身に着けようと行動する人達。
それがLaVagueで私が出会う方達なのです。
もの作りが好きで仕事にしていきたい人にジュエリーをお勧めする本当の理由
「もの作り」というカテゴリーには沢山のジャンルがありますよね。
例えば、レザークラフトや料理、ガラス・陶芸・服飾・家具制作など
一番自分が好きなことをやるのが一番いいのですが、ゆくゆく収入を得る事を考えた上でぶち当たる壁が一つあります。
それは「設備」です。
先日、私の大好きなマツコ・デラックスさんが出演している番組で「パン屋として独立したい人の為のスクールに潜入!」という番組がやっていました。
実際にパン屋さん開業に向けてプロのパン職人が開業のノウハウや技術を短期集中で教えてくれるスクールで、実際に卒業されてパン屋さんをオープンする方達も多く、実績のあるスクールでした。
職種は違えど、LaVagueジュエリースクールと似ていて「売り上げを立てて好きなことで食べていけるスキルを学ぶ」ことを目的としたスクールで興味深々でした。
とてもコンセプトがしっかりしていて好感が持て、説得力のある授業内容でした。私の周りでパン屋さん目指してる人がいたらきっと紹介するでしょう。
ただ、番組の最後の5分弱で「現実は厳しいんだなぁ」と感じさせられました。
それは、スクールを卒業して夢のパン屋さんをオープンした人たちのお話でした。
小さなお店を開くのに、開業資金は約1000万円
内装も含めてだけれど、何よりパンを作るための機械が高かったと。
単価の安いパンは1日当たりトータル2万円売り上げられれば上出来だという事。(ほぼ2万円には達しないそうです。)
そして、従業員が4人ほどいるオープンして5年ほどのパン屋さんのオーナーさんの労働時間は約12時間。
本気でパン作りが好きでないと、とても厳しい世界だなと感じました。
インタビューに答えていたパン屋さん達は、「厳しい現実ですが、自分の作ったパンを楽しみに買いに来てくれる人達や美味しかった!と言ってくれることが何よりの幸せで、普通にサラリーマンを続けていたら味わえない感動だと思うから、僕は今の方が幸せです」
と胸を張っている姿に心から拍手でした。
お金ではない、人間としてのやりがいを見つけて突き進んでいる人はとても魅力的だと思います。
でも、設備に1000万というのはとても高い壁の一つだと感じます。
それが無いとパンは作れないわけですから、そこを削る事はできないのです。
まだ、自分の作ったパンを喜んで買ってくれる人たちがどのくらいいるのかどうかもわからない。
でも、設備がないと折角学んだパン作りの技術や店舗経営のノウハウが役に立てられない。
だから、やっていけるかどうかわからないけど、まずはお店を出さないと何も始まらない。
そう、大きな設備が必要な制作工程があるもの作りというのは、それだけ独立を実現するときに覚悟が大きくなるのです。
ジュエリー制作もお金がかかりそう。。。
ジュエリーはというと、確かに大きな設備を使用する事もありますが、パン屋さんほどではありません。
もっと言うと、作る手法次第ではトータル6万円前後の機材で何とかなる場合もあります。
また、知識があればお家でもカフェでもハイクオリティのジュエリーが作れてしまうノマド的な制作方法もあります。
(※磨きや加工職人として独立したい!という場合は別ですが…)
また、パンに比べてジュエリーは「賞味期限が無い」というところもおおきなポイントです。
どうしても、パンは作ったものを次の日にまたショーケースに並べられない→作りすぎたら自然と廃棄=無駄なコストが発生
そうならないような工夫はきっと私の知らない色々なやり方があるのだと思います。
ですが、ジュエリーは腐るという事がありません。
むしろ、昔作った作品でデザインが古いものは、貴金属の買い取りに出せば当時よりも貴金属の価値が上がって増えて返ってくることも。。。
それか、また溶かして新しく作り直すことも可能なので、無限に使える資源なのです。
また、サンプルは少し安めの金属で作り、オーダーが入ったら本物のゴールドやプラチナで制作するというやり方もコスト削減には大切なテクニックです。
そういった意味でも、個人で始めても初期投資費のリスクが少ないという点がジュエリーブランドを立ち上げる人たちが増えている要因の一つなのかもしれませんね。
収入を得る為に払った学費を回収するくらいの力がついてやっと「学んだ」と言えるのではないでしょうか。
LaVagueジュエリースクールで独立起業のノウハウを教えているアントレプレナーコースの最初のミッションは「LaVagueジュエリースクールに支払った学費を自分の力で回収すること」です。
お店を出すことやジュエリーだけで食べていくという目標はちょっと曖昧だったり、何年先の話?で達成意欲が薄れてしまいます。
それよりも、まずは具体的な金額設定が大切です。店舗を構えるのはミッションが達成出来てから。
このミッションが達成できない間は、お店を開いても維持が正直難しいと思います。
今の時代は本当に個人での販売がやりやすい世の中です。お店を持たなくても、発信の仕方次第で売り上げは立てていけるのです。
まずは自分のファンを沢山作ってから。
石橋をたたきながら渡っていけるのも大切なことです。
最後に
さて、今回は大人になってからの習い事を始める上での考慮したいことをメインで書きました。
個人的に私はジュエリー最強だと思っている人なので、少し偏った書き方をしてしまったかもしれません。
何はともあれ、皆さんが何か新しい1歩目を踏み出す際に、ジュエリーにどっぷりな私の意見も少しだけ耳を傾けてもらえたらいいなと思う次第です。
皆さんが充実して、心からこの習い事に出会えてよかった!と思える一歩目を踏み出せますように!
中西
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