手作りアクセではなくブランドジュエリーとしてのビジューをつくる

ビジューネックレス

春の兆しと共に賑わってきている彫金フロアからこんにちは。

 

今日は既にジュエリーやアクセサリーを作って販売していたり、これからそうなる事を目指している方たちに2つお知らせがあります。

 

ひとつめは前回のエントリーでも少し触れましたが、後日無事にLAVAGUEにレーザーマーカーが納品されたという事。

レーザーマーカー講習

 

スタッフ皆で導入時講習を受けて、最近では毎日色々なものに刻印を入れてみています。

気になったジュエリーを手に取って細部を確認した時、ブランドのロゴや金種がキチンと刻印されているのといないのとでは受ける安心感やブランドイメージが大きく違ってくるのは皆さんご経験あるかと思います。

それが小さなアイテムであれば尚更、

あっ、こんなところにまでちゃんとロゴが入っている!って安心しますよね。

刻印ってそれだけ大事な要素なのです。

 

僕達は彫金教室の講師であると同時にPuaallyというジュエリーブランドを運営しているので流行にあわせた新商品も開発制作しています。


念願のレーザーマーカーを導入したということで早速今までの設備では入れることが難しかった商品や華奢な新商品に刻印を入れたり、展示会や店舗で使うディスプレイ用に金属の板をillustratorで描いたデザインどおりに切り抜いたりと、既に稼働しています。

 

わずか1mmのスペースにもブランド刻印が入れられたり写真の陰影を金属に転写できたりとそのポテンシャルは想像以上なのですが、コンスタントに安定した刻印を打つ為にもう少しだけ時間が必要です。

 

CADの授業を受けている生徒さんは普段CAD教室に居ない僕を見かけることが増えているかと思いますが、あれは地金の種類や形状に関わらずキレイに見やすい刻印が安定して入れられるようにデータを取っているのです。

 

すでに準備して待っている生徒さん達がいるのも承知しています。
来月にはレーザー刻印のオーダーもスクールで受付られるようにしますので、もうしばらくお待ち下さい!

ちなみに在校生はもちろん卒業生や外部からのオーダーもお受けしますのでお気軽に見に来てくださいね。
そしてレーザー刻印に関連してもう一つお知らせがあります。

 

折角細いところに刻印が入れられるようになったのだからスクールのカリキュラムにも連動させたい。。。

ということで良い機会なので彫金コースの新しいカリキュラムを作ることにしました。

 

折角ジュエリーを作るのだから制作技術を学ぶ為だけでなく、自分が身に着けたいと思うモノを作れるようになろう。

 

LAVAGUEの授業カリキュラムはそういうコンセプトのもとに作られています。

 

そこで流行を取り入れた新カリキュラムのネタ探しに、早速市場調査にいってきました!

彫金課題選定中
翌日に講師陣で集まっていくつかの候補の中からあれがいいこれもいいと話し合った結果、彫金の新しい課題はコレに決まりました。

 

彫金新課題 ビジュー

「ビジュー」

ビジューとは:元々はフランス語で宝石そのものや宝石を使った装飾具のこと。
そこから派生して今ではより広い範囲で、宝石または半貴石や宝石風のラインストーンなど輝きのある素材をふんだんに使った装飾部分全般を指す。

 

見ての通り、ほぼ石枠とワイヤーだけで構成されているの金属の表面積が小さいです。

形状的にも打刻やケガキ刻印はなかなか難しい。。
でも今はレーザー刻印できるから大丈夫!

ネックレスはもちろん、リングにしてもピアスにしても良いですよね。
しかもこの課題、自分で作ってみて思いましたが、作るのが楽しいです。
少し技術的な話になってしまいますが、パーツを一つずつロウ付け(溶接)していくととても大変なのですが、これもLAVAGUEが誇る必須設備であるレーザー溶接機を使ってバランスを見ながら仮留めしていくので好きな位置に好きな石をレイアウトしていく楽しさがあります。

 

好みの天然石をふんだんに使う事もでき、
でき合いのパーツで作るアクセサリーからの脱却を実感できる新課題。

 

今テキストを作っていますのでこちらもまもなく発表できると思います。
どうぞお楽しみに☆

 

岡野

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