彫金フロアから、こんばんは。
いよいよ消費税５％最後の月となりましたね。
そんな影響も少しはあるのか、最近授業の際に比較的安価で購入できる金属「真鍮」についての質問を受ける事が多くなってきた気がします。
真鍮というのは銅と亜鉛の合金で、加工性と耐食性に優れているので古くから貨幣やドアノブ等の家具部品、美術品などに使用されてきました。
研磨すると美しい光沢のある金色に輝くのですが、使うほどに独特の風合いになる事から経年変化を楽しめるアンティークテイストの素材として装飾品としても良く見かけます。
銅が含まれているので放置しておくと緑青という緑色の保護被膜が発生します。
自由の女神の緑色は緑青によるものですが、あの緑色綺麗ですよね！
身体に悪そうなイメージがありますが毒性はほとんど無いそうですし、研磨すれば落とせます。
あの緑色欲しさにワザと雨風にさらして緑青ふかせて樹脂で固める、なんてアイデアを実践したツワモノも過去にいました。
Lavagueでも真鍮での鋳造を注文出来るのでデザインコンセプトによっては試してみるのも良いかもしれないですね！