という事で、ソフトウェアの僕てきに気がついた事を書いてみようと思います。
①ポリサーフェスオフセット
まぁ、そういう事です。ポリサーフェスの状態で丸ごとオフセットが出来るようになりました。たぶん次のシェル化も同じロジックだと思います。
②シェル化
これは金型などに使われる事が多いと思いますが、ジュエリーでも裏抜きに活躍できると思います。まぁ本当にライノセラスというソフトは、ジュエリーの業界だけでなく、様々な業界にユーザーがいる事を感じさせる機能だと思います。
③Pythonスクリプト実装
何のことかと言うと、このパイソンスクリプトとは、OSに依存せずに動くという事で、今までWindowsしかなかったライノセラスですが、Macでも動くようになるという事です。
④ツールバーのタブ化
これはライノゴールドのツールバーをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。あれよりもシュッとしています。エヴァンスバージョンもコマンドがまとめられたので、ここ最近の傾向はまとめる方向に進んでいるのかなという感じです。
⑤64bit対応
これは、要望が多かった事だと思います、今までは32bitまでしか対応していなかったライノセラス。64bitに対応します。64bit対応という事はどういう事かと言うと。早くなるというより、大容量のファイルが扱えるようになるという事です。Zbrushなどのメッシュデータを取り込み、加工していく時など開けない落ちるなどの問題を解消していく為の変更ですね。
⑥ライトウェイトエクストルージョン
これは、単純にデータサイズを下げる為のロジックです。⑤の事にも関連しますが、ここ最近はZbrushやT-splineなどの大容量データをやりとりしながら、モデリングをしていく場合、単純にライノセラスのオプジェクトも容量を下げて、ファイル容量を押さえる事を目的としています。単純にライノセラスのデータだけの話ですが、このライトウェイトを駆使してモデリングをしていくと、今までのファイルサイズよりも12分の1~20分の1の容量に押さえられるという事です。⑤⑥を考えても、色々なデータの大容量化に対応していくという事なんだと思います。
⑦レンダーシャドウを含めたライノレンダーのクオリティーアップ。
僕はあまり使いませんが、なんだかとても便利になったものです。ライノセラスのレンダリングのクオリティーがかなり変わります。新しいライノレンダーは凄いです。まずはオブジェクトに影が入るようになりました。それと透明度や屈折率などの設定もできます。簡易レンダリングのクオリティーがかなり上がってきたという事です。
⑧フィレエッジのプレビューが見えるようになっていました。
意外と便利です。
⑨ガムボール編集
ガムポールは3DESIGNのインターフェイスと同じでパースペクティブ上で色々な編集が出来るようになる事です。まさに3designと同じだと思いましたが、ガムポールに直接数値入力が出来る点は少しこちらの方が編集しやすそうな気がしました。たぶん今度は3Designがこのように編集できるようバージョンアップしていくんでしょうね・・・。
⑩サブオブジェクト選択
これはね、便利です。Shift+Ctrlでサブオブジェクト選択ができます。⑨のガムボール編集と⑩のサブオブジェクト選択を使いこなすと新しいモデリングのフローが生まれてくると思いました。どういう事かというと・・・。ポリサーフェスの中からエクスプロードなどをせずに、サーフェスの選択ができたり、DupEdgeをせずにサーフェスから特定のエッジを選択する事ができたりします。何気に便利です。今まではコマンド中にしか出来なかった事が普段からできるようになったという感じです。⑨⑩はとても密接に関係しています。
⑪ワイヤーカットなど、今まで一手間かけていた事が簡単にできるようになったという事です。
今までカットプレーンを必要としていた作業などが随分スマートになった印象でした。
まぁ今回聞かせてもらい直接見せてもらった事はこんな感じの事でした。
XミラーやYミラーなどエヴァンスからはじまった当たり前のコマンドがライノゴールドに実装され、とうとうライノセラス本体にも実装されたりもしています。ただ、ライノゴールド同様Zミラーはなかったな・・・。スペインとマクニールは仲良しなんだろうな・・・。
まだまだ色々とやっているそうです。
レンダリングにも力を入れていますね。
ここも3Designに比べて弱かった所ですが、ライノセラス本体も頑張り始めています。作るという事に重きを置いていた印象を受けるライノですが、見せるという事にも意識が回り始めたんでしょうね。
まぁ、今日のところはこのくらいにしておきます。