日記

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自宅びじねす。

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という事で、自宅でビジネスをしたい。

という女性がラヴァーグには多く足を運んでくれる。

確かに、自宅でビジネスの良い側面を考えてみると・・・

外に事務所や教室を構えると固定費がかかるけど、住宅費と事務所費を一緒にしてしまえば、かなり固定費を削減できる。

固定費が低いので、あまり無理な売上げや計画を立てなくて済む。

ビジネスのスタート地点としてはメリットが多いのかもしれない。

しかしながら、自宅でビジネス。

それに向いている職業とそうではない職業がある。

人に会わなくてはいけないか、そうではないかの2つに分けてかんがえてもらいたい。

実は、自宅でビジネスをして成功している。

という人達の自宅とは・・・

もう完全に二世帯住宅のように、生活空間とビジネス空間が分かれている場合が多い。

そもそも、そんな贅沢な空間を作り上げられること自体、スタートの資本は通常の賃貸よりかかってしまう気もする。

例えば、ラヴァーグを卒業して学校を今年開校した生徒は自宅で彫金教室。

とはいっても、自宅の敷地内に自分でログハウスを作り上げ、住空間とビジネス空間をしっかり分けている。

この分けるという事は経営をする自分自身にとっても大切だし、そこにくるお客にとっても大切である。

自宅ビジネスで陥りやすい失敗は自分では当たり前の事がそこに来ている人からすると、不自然な事であったりするのに、それに気がつかなくなってしまうことだとも思う。

自宅でビジネスとは仕事とプライベートのメリハリをしっかりつける事ができるかが勝負になる。

例えば、こんな話をがある。

自宅でビジネスをしているケースで、ビジネスの空間とプライベートの空間がどうしても混じってしまうところがある。

お客が滞在する空間にはある一定の配慮をしていても、たまにしかいかない空間への配慮を忘れてしまう事がある。

水周りやベランダなどがそうだったりする。

プライベートな生活空間では洗面所に歯ブラシがおいてあるのは普通のことだったりする。

しかし、ビジネスの空間では個人の歯ブラシが置いてある事はない。

または、洗濯物が事務所の外に干してある事もなかったりする。

そこに違和感を感じる人もいれば、感じない人もいるのかもしれない。

しかしながら、固定費の削減と比べると仕方がないことなのかもしれないけれど・・・

僕の知っている人は、固定費の削減で得られるメリットを享受しつつ、自宅に来てくれるビジネスのお客様に対する配慮を徹底している。

冷蔵庫ですら上手にスタイリッシュに隠す。

洗面所なども徹底している。

使わない、戸を閉めていれば見えないはずの寝室ですら徹底している。

見えないところも綺麗している。

そう、お客が見る可能性がある所には徹底した配慮をして素敵な空間を作り上げている。

彼はコンピューター関係の仕事をしている。

人はたまにしか来ない。

だけど、たまには来る。

僕は友達だけど、ビジネスタイムとプライベートタイムは自宅でも徹底して分けている。

そんな空間だから、プロ意識を感じる事が出来るのかもしれない。

自宅でビジネスは、そんな配慮が外に空間を借りる事より必要になる。

自分にとって楽な事でも、そこにいる他人にとっては違和感を感じたりする事も多かったりもする。

家賃というお金を節約するあまり、そんな配慮がたりないと、もっと多くのお金を失ってしまっていたりする事がある。

そして、自宅でのメリットはイニシャルコストとランニングコストを下げる事にあったり、通勤時間を無くす事ができたりするメリットがあるかもしれないけれど。

お金を得る代わりに、多大な配慮を必要としなくてはいけないという事を忘れてはいけない。

そんな事を踏まえれば、これからビジネスをしていくという人達には自宅ビジネスは良いスターと地点なのだと思う。

僕も将来のんびりしても良い環境になったら、近所の子供達でも集めてそんな仕事の仕方にもあこがれたりもする。

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将来は売れたらいいなと思っているクリエイターやデザイナーの人達へ・・・

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モノづくりの道に入り、様々な事を学び、ジュエリーを作る。

という技術を身につけた人達へ・・・

自分達が創り上げたジュエリーにいくらの値段を付けて売りますか?

ジュエリーの値段の付け方に付いて僕自身もいろいろな人からいろいろな話を聞きました。

例えばクロムハーツ。

銀の素材としての値段は数千円のものが・・・

10万円を超えた値段で売られています。

それを、“ぼったくり・・・”という人もいます。

正直、僕も適正な値段というものの出し方は今でも迷う事があります。

単純に、材料の値段。

単純に作り上げた時間工賃。

その他、外注費などなど・・・

単純にモノの原価は意外と簡単に割り出す事ができます。

しかしながら・・・

モノの価値はそれだけでは決まりません。

例えば、先程例をあげたクロムハーツ。

僕は、ハワイのワイキキにあるクロムハーツの直営店に行ったことがあります。

あの立地・・・

あの店員というかガードマンというか・・・

あの内装・・・

あの外装・・・

あのディスプレイ用品・・・

もちろん、あのアイテム・・・

全て、ひっくるめて、10万円が構成されています。

実は今日はそんな事は知っているよ。

という人達に、それは表面上の見える部分の値段でしかないという話をしたかったのです。

僕はその時、クロムハーツではモノを買いませんでしたが、気になるお店やブランドではそこにある商品が欲しくて買う場合もありますが・・・

それだけ、人気があるブランドやお店の商品以外の価値を知りたくて買う事もあったりします。

例えば、店員さんの買う人に対する接客。

本来は買う人も見るだけの人も同じ様に接客する事が基本なのかもしれないけど・・・

そこは、人間が売っているものなので、買ってくれる人に対する接客はやはり本質が見れたりすることもあります。

また、買った商品に対するメンテナンス方法などを丁寧に説明してくれたりする場合もあります。

買わなくては付いてこないその他のインフォーメーションツールもあったりします。

買う事によって、そこのブランドや顧客になる事により、定期的な顧客満足度を上げる努力を感じる事もできたりします。

アフターフォローのクオリティーや一度買ってくれた人をリピーターにする戦略も感じる事ができたりもします。

買わなくては感じる事ができないサービスが意外と多かったりするのです。

表面上の価値や値段しか見れない人と、買わなくては感じ取れる事ができない価値もある事をみんなには知ってもらいたいと思っています。

作れるから買わない・・・

自分では身に付けないから買わない・・・

いろいろな理由があるとは思いますが・・・

できれば、表面上の価値だけで値段を決めるのではなく、見えない部分のクオリティーを上げる事も、自分達の商品を売る為には必要だったりします。

凄いな・・・

と思えるお店やブランドがあったら、頑張って買ってみることをお薦めします。

モノの値段はそんな所でも変わってくるのですから・・・

見えないサービスのクオリティーをあげましょうね・・・

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宝飾関係の教育機関の人達へ・・・

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あんまり、こういう事を書くと叱られるかもしれませんが。

僕自身ラヴァーグのライバルについて以前少し書いた様な気もしますが、改めて他の彫金教室やジュエリーcadスクールや宝飾関連を教えている専門学校については、もちろんライバルでもありますが、今はそんな状況ではないと考えています。

例えて言うと・・・

牛丼チェーン店の熾烈な価格競争を考えてみて下さい。

いくつかの企業がありますが、あの価格競争は牛丼界だけを見つめて行なってはいないという事なのです。

マクドナルドや富士そば、カフェやファミリーレストラン、ラヴァーグのある恵比寿では漫画喫茶が100円カレーライスなんてのもあったりすます。

牛丼業界は他の飲食業界としのぎを削っているのです。

宝飾業界の未来を考えると、僕達にとっての本当のライバルは業界内では無い。という事に気がつくはずです。

無くなる事はないと思う宝飾業界ですが、最盛期から失われた宝飾業界の売上は無くなってしまったのではなく、移動してしまった。

と僕は考えています。

移動してしまった宝飾業界の売り上げを取り返す。

その為にどんな努力をして、どんなビジョンが描けるのか・・・

悪いという報告は色々なシーンで聞きますが、その報告はもう充分だと思っています。

ここからどうするのだという前向きで具体的なビジョンを僕なりにはピックアップしています。

本当はもっと効率が良い事があるのかもしれません。

だけど、僕達のチームで出来る最大限の行動を起こしているつもりです。

シェアの奪い合いは右肩が上がってからもう一度しきり直して始めたいと考えています。

今は、他の業界に移動してしまった売上を呼び戻す事と、呼び戻した後のインフラの整備と構築に力を入れています。

僕らでなくても良い事は僕ら以外の人に、僕らじゃなくてはいけない事は僕らで切り開いていきたいと思っているという話でした。

ほんの少しお願いです。

ラヴァーグというチームは大きくありません。

だけど、やっていかなくていけない事は大きかったりします。

僕らが考えているを実現して行く為には、僕達だけでは時間がかかると思っています。

このブログを読んで、今回の話に賛同してもらえる人がいたら、小さな力でもみんなで合わせれば、おおきな力になってくれるはずです。

力を貸していただけると助かります。

具体的には、いちど恵比寿に来てゆっくり話すか、お電話でも構わないのでラヴァーグへ校長のブログを見たと言ってお問い合わせ下さい。

特に現在、宝飾関連の教育に関わっている人のお問い合わせは大歓迎です。

更に、クリエイターやデザイナーの人達とも力を合わせていきたいと思っているプロジェクトがあります。

そちらも、いろいろなアイデアやアドバイスをいただけたらと考えています。

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ハワイアンジュエリーのプアアリ。

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僕自身が作ってきたいくつかの商品ブランドがある中、お店の立地や僕自身のスキルや生き方等をふまえ、ハワイアンジュエリーブランドの“プアアリ”を軌道に乗せる。

という努力をし続けている。

多くのジュエリークリエイターやデザイナーの人達も大なり小なり、努力をしている事だと思います。

僕自身、東京の恵比寿にジュエリーショップをかまえてしまっている手前、最低限のコストは絶対にカバーしなくてはいけない・・・

という縛りがある中で、お店もとうとう6年目を迎える事が出来ています。

この6年間、店内の企画は様々なコンセプトに変化をしてきました。

その変化が激しい変化からゆるやかな変化に変わったのは丁度2年前。

お店を開店させてから4年後の事でもありました。

少しずつ店内商品も増え、ネットショップ等も充実し始めたのは、店舗をオープンさせてから随分経ってからの事でした。

そして・・・

現在はプアアリというブランドを取り扱ってくれるお店も出現してくれて、忙しさは増しますがありがたい限りだと思っています。

そんな中、いろいろな小売店からのオファーもいただいているのですが・・・

なんにせよ、スタッフの人員に限りがあり、現在、恵比寿の店舗とその他の卸先での注文に追われてしまっていたので、なかなかご要望に応える事ができなかったのですが・・・

チームで話し合い、生産体制を少しずつ分業化する事でほんの少しだけ生産力を上げる事ができるようになりました。

その努力をみんながしてくれているので、今週から、新しい小売店との取引が開始され、僕達のハワイアンジュエリーブランドが少しずつ歩き出してきているのを感じます。

ここ4日間はみんなには本当に感謝です。

そして、僕達のプアアリというブランドを選んでいただいた小売店の人達にも感謝しつつ、お客様に迷惑をかけない事はもちろん、満足していただけるジュエリーを提供できるように頑張って行きたいと思います。

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ジュエリーCADデザイナー育成奨学金制度

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という事で、今月から第三期奨学金制度が開始されています。

もともと、この企画の主旨はジュエリーメーカーからの人材の募集の依頼から始まりました。

ラヴァーグという学校の性質が他の学校と少し違った事も大きな要因でもありました。

僕達の学校は学校という側面もありますが、下請けの工場として様々なメーカーとの取引を続けています。

学校の先生達も、先生という側面もありながら、下請けの職人としての仕事もこなしてもらっています。

生徒達が少ない時には、それぞれの先生が忙しそうに磨いたり叩いたりしているのは、そんな仕事をしているからだったりします。

そんな下請けの仕事の依頼や要求レベルはマーケットの成長と共に年々上がっていく傾向にあり、その為、僕らの工場の設備は必要にせまられて、CADの造型機などの最新設備が導入されていきました。

現在、現場で必要とされている水準の製品作りをしていく上で、クオリティ面、コスト面を考えて、導入せざるを得なかったという事です。

高額な設備を償却する事は現在下請けという仕事だけではなかなか難しい側面があったりします。

しかしながら、マーケットの要求には応えていかなくてはいけない・・・

そんな状況を変えていく為には、僕達もいくつかのチャレンジを積み重ねてきました。

それが、ジュエリースクールという側面だったり、プアアリというジュエリーショップでの修理やフルオーダーなどの受付をするという事でした。

下請けとしての機能。最新設備が揃っている学校としての機能。直接小売店として様々設備がある事によってできるサービスの提供。

この3つがある事によって、様々な最新設備を導入しても償却ができる理由だったりします。

生徒達はその最新設備を自由に使う事ができるので、現場での即戦力として期待されていたりします。

技術はもちろん、様々な機器の使い方も学んでいく必要があり、それらの設備を使いこなせる人材が本当の意味での即戦力という事です。

例えば、トップレベルのメーカーや工場ではレーザー溶接機は当たり前のように装備されています。

その使い方を学生の時に当たり前のように学んでいる人材とそうではない人材では、やはり違いが出てきてしまうのです。

また、CADのソフトウェアについては少しずつ教えてくれる人達も増えてきました。

いろいろな切り口でそれぞれの強みを活かした教育を提供してくれているので、いろいろと選べるようになった事はこの業界を目指している人達にとってもとても良い事だとおもいます。

しかしながら、本当に現場でCADのソリューションを導入していくと、実はソフトウェアの技術修得と同じ位、奥が深い課題が出てきたりします。

それが、造型機の扱い方です。

ラヴァーグでは、ローランドのWAX切削機のJWX-10とJWX-30を導入しています。

何種類かのWAX切削機が出ている中、いろいろと比べてこの造型機をセレクトしました。

また、光造型機のビジョンリアライザーも導入してからもう1年が過ぎました。

そしてEGX-350という金属切削機も装備しています。

造形と言っても、それぞれの造型機では全く違う特性があり、それぞれの機器にはノウハウがあったりします。

切削などについては、当初の頃から考えると、100本ぐらいはいろいろな刃物をいろいろな条件で動かして条件だしをしています。

折れた刃物の山を見るとその本数は技術と知識のなさの象徴でもありますが、現在ではその経験を活かした造形を行う事ができています。

このような造型機の使い分けを経験し、それぞれのモデリングの特性に合った造形方法を割り出し、経験する事ができるのもラヴァーグが選ばれる理由でもあります。

僕達自身も実は毎日新しい技術を追い求めています。

それは、ラヴァーグのスタッフだけでなく、ラヴァーグに通ってくれる生徒達と一緒に考え生み出されてきたものでもあります。

僕は、ラヴァーグを学校という考え方ではなく、ジュエリーメイキングの研究機関になれる事を目指していこうと思っています。

そして、そこに集まる人達はみんな同じチームとして方を並べて僕達の強みを活かせる集団になれたらと思っています。

そんな取り組みを支持してもらい、まだまだ足りない所もありますが、ジュエリーメーカー数社からのご支援をいただき、奨学金制度を設立して、これから僕達のいる業界を目指す人材を少しでも増やし育成していこうという試みでもあります。

これを機会に新しいチームメイトが増え、これからのファッション業界で戦っていける人材が増えてくれればと思う今日この頃でした。

定員に限りがありますので、奨学金希望の方はお早めにお問合わせ下さい。

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