日記

Pocket

Pocket

山梨県宝石美術専門学校にいってきた。

Pocket

山梨県宝石美術専門学校に行ってきました。

現在進行中のクラフトマン・デザイナーのバックアッププロジェクトの相談で昨日は甲府にいっていろいろと回ってきました。

そのひとつに、山梨県宝石美術専門学校の仲先生に会って来ました。

打ち合わせの前に・・・

学校案内をしてもらいました。

去年新校舎に引越しをした。というのは知っていましたが、足を踏み入れたのははじめてでした。

甲府駅からすぐの山梨県の繁華街の入り口?

らへんにある立派な建物の7F・8Fの2フロアーが校舎です。

できたてのジュエリーの専門学校。

やっぱりとても綺麗でした。

教室の中も案内してもらいましたが、凄かったです。全ての彫金机に集塵装置まで設置してありました。

とても良い環境です。

そして・・・

CADの設備も見せてもらう事ができました。

びっくりしたのは、松村金銀店にしかないと思っていたプロジェットが装備させていた事。

切削機も1台、光造形機も2台、そしてプロジェット。

現在、専門学校において、CADの部分では突き抜けている装備な気がしました。

公立の強さを感じました。

仲先生とは2時間近くいろいろな話をさせてもらいましたが、とても面白い先生でした。

僕自身はIJTなどの展示会で人に紹介された程度だったので、アポイントは自分自身でとったのですが・・・

なんとなく、初対面みたいなものだったのでコネクトデスクの吉田さんに無理を言って同行してもらいました。

こんな所で言うのもなんですが、ありがとうございました。

仲先生も僕が思っていたより気さくにいろいろな相談にのってもらいいろいろといいアイデアが前進しました。

深夜の帰宅になりましたが、昨日はいろいろな人達に大切な時間を割いてもらいどうもありがとうございました。

頑張っていこうと思います。

IJTでまたゆっくり打ち合わせしましょう。

Pocket

将来を考えた仕事をするという事が大切です。

Pocket

今から8年前、ある情報誌に僕の手記を定期的にのせていた時期がありました。

今日は毎週月曜日の大掃除の日でして、事務所内の棚を整理整頓していたら、7年前の手記が出てきました。

今それを読み返してみると、なるほど・・・。つたない知識で頑張って書いていたなという印象を受けると共に、この7年間の大きな変動を思い起こすいいきっかけになりました。

その手記の中に、会社選びについて当時の僕が書いていた1つのポイントがありあました。

事業の将来性をしっかりと考えましょう。

という一文です。

いま、お給料がもらえても、5年後、10年後はどうなっているかを考えなくてはいけない。

いま、お給料が少なくても、5年後、10年後に成長が見込める仕事を探そう。

そんな事が書いてありました。

そして、8年前の11月22日の日経新聞にある会社の話題が載っていることが書いてありました。

それは、国内生産の25%の工場を無人化にするという記事でした。

完全自動化を目指すという記事もありました。

工場から人間がいなくなるシステムを導入するという内容でした。

もうあれから8年経っています。

工場の無人化はどのくらいまで進んだのでしょうか・・・

そして、当時の僕の手記にはこんな問いかけが書いてありました。

もし、完全自動化で多くのモノづくりが実現できる時代になったら、今までどおりの感覚で働いていては収入のアップは考えられません。

あなたは他のアジアの人達と比べて能力は高いですか?

最新式のロボットと比べてあなたにはどんな能力がありますか?

本当に未来も今の仕事が変わらないままでいてくれると思いますか?

そんな事が書いてありました。

この考え方は8年間僕達はずっと持ち続けています。

自分達でなくてはできない事を作り上げようよ・・・。

つい先日、スタッフのひとりが僕にこんな話をしてくれました。

「ずっと、このチームにいるつもりです。」

何よりも嬉しい一言でした。

現在、僕達のチームはそんなに余裕があるとは思っていません。

周りの景況感を考えると、そんな言葉が飛び出てくる事が信じられないという人もいるかもしれません。

しかし、僕はとても今楽しく仕事をする事ができています。

夢と希望はいっぱいあり、多くの人が応援してくれているので、その夢がなんだか実現できそうな所までやってきたという感じです。

僕達のチームの未来はみんなで力を合わせればなんとかなりそうな道がみえてきているから、そんな一言がもらえる状態なんだと思います。

でも・・・

いつそう言われないようになるかは分からないので、油断せず頑張っていこうと思います。

僕達の業界はほんの少し変ることができれば、必ず明るい業界になると思っている今日この頃でした。

僕も頑張ります。

Pocket

国際宝飾展(IJT)のスケジュール

Pocket

寒いね・・・

僕は基本的には食事はしっかりとダイニングで取ると決めている。

リビングにはコタツがあるのだけれども、しっかりと食事をとる。

という空気が大切と思っている。

だけど・・・

ここ2日間ぐらいは、リビングのコタツのほうへ・・・

コタツって暖かいよね・・・

うちの4歳の息子は首まですっぽりコタツに入って朝の時間を過ごしている・・・

明日はもっと寒いとの話も・・・

みなさん風邪をひかないように気をつけてください。

という事で、いろいろなプロジェクトが進行している中、毎年恒例の国際宝飾展の時期が近づいてきて、僕の所に足を運んでくれる人達が帰り際に言う合言葉は、「じゃあまた、国際宝飾展で・・・」という感じ。

年に一度の宝飾業界最大のビッグイベントだから、色々な所から普段会えない人とも合う事ができる。

そんな友好の場でもある国際宝飾展。

上手く活用しているブースもあれば、厳しい結果が待ち受けているブースもある。

毎回思うのだけれども、展示会はお金を出せば基本的には誰にでも出展する事ができる。

だけど、その出展の仕方が分かっているブースと分かっていないブースとの差が結果の違いに現れてきている。

出展料は出すけど、そのほかの経費はなるべくかからないようにする。

気持ちは分かる。

しかし、これだけでは顧客の獲得にはつながらない。

“認知”と“信頼”は違うからだ。

認知をさせるのが出展。

信頼を勝ち取る為のが、ブースの作りこみやスタッフの接客、期間中の企画だったりする。

もう、ジュエリーやモノを並べているだけでは足りないという事である。

僕もいくつからのブースの相談にのる機会が今回の宝飾展ではあった。

新しい試みをするブースもある。

楽しみの一つでもある。

ちなみに、展示会期間中は今年も株式会社鈴峯のブースでハワイアンジュエリーのデモンストレーションをする事になっています。

先日、鈴峯の事をこう話してくれる甲府の社長さんにあった。

その社長さんはあまり鈴峯の事は好きではないと言った上で、鈴峯の事を褒めていた。

「鈴峯はセールスプロモーションが上手い。」

と・・・

確かに、モノだけを並べているジュエリーブースやそれぞれのセグメントが多い中、高いお金をラヴァーグチームに割いて、ブース内に僕達を呼んでくれる理由はとても簡単な理由である事はみんなも分かると思います。

神戸国際宝飾展(IJK)などでも、交通費やホテル代や食事代や日当まで考えるとかなりの金額がかかってきます。

それなのに、勇気を出してその経費を割くのは、モノを買うというお客の購買心理をよく考えているからなのだと思います。

モノだけを並べてもお客は買ってくれないという事なのです。

僕は、4日間とも、デモを行っているので、ジュエリーCADの事。ハワイアンジュエリーの事。学校経営の事。店舗経営。ネットショップ経営など、いろいろな質問を受けるつもりでいるので、お気軽に鈴峯のブースに足を運んでみてください。

楽しみにお待ちしています。

Pocket

ラヴァーグにCAD造型機が5種類もある理由。

Pocket

なぜ、ラヴァーグにはこんなに造型機があるのかという質問をされた。

確かに、ジュエリーCADを教えるという視点だけであれば、造型機は5台も必要ないかもしれません。

ラヴァーグも一番最初はWAX切削機が一台あるだけでした。

しかしなぜ、ここまで増えてきてしまったかというと、CADでお仕事をしている人であればわかると思いますが、CADの造形方法には造型機によって特色があり、速さや精度、仕上がりのクオリティーなど、ひとつの造型機だけではすべての形状を表現する事は困難だからです。

ラヴァーグでは、CADのモデリングを学ぶ事はもちろん、造型機の特性についても学んでいってもらえたらと考えています。

CADの技術を身につけることがラヴァーグの目的ではありません。

技術を身につけた後、いかに活用をしていく事ができるのかを知ってもらいたいと思っています。

そして、ここまで造型機がある一番の理由は“必要”だったからです。

さまざまな注文がある依頼先のニーズに応えていくためにも必要だったからです。

ラヴァーグはCADを教える教育機関でもありますが、CADを使ったジュエリーメイキングの下請けの工房としても仕事をしています。

そんな理由で現在の設備が必要だったからです。

CADのパソコン上でできても、実際には作る事ができない形状もあります。

WAX切削機では難しいけどインクジェットではできる形状もあります。

インクジェットではできなくても、光造型機ではできる形状もあります。

キャスト(鋳造)ではできなくても、金属切削ではできる形状もあります。

昔は一台一台の造型機の値段も非常に高かったので、1台ですべての事ができるのでは・・・

と思っている会社もありましたが、今では多くのCADにかかわる企業の担当者レベルでは造型機の使い分けを上手にしています。

これは、切削に向いている。これはインクジェットじゃなくてはできない、これは光造形の方がよい。

そんな感じが当たり前になってきました。

それぞれの違いを理解していくと、どうしてもそれぞれ造型機が必要になってきたという事でした。

それでも、5台あっても、実はまだ外注にださなくてはいけないハイレベルな形状もあったりします。

まぁそれだけ造形のノウハウも奥が深いという事です。

安心できる造形サービスビューローも増えてきているので、外注にだす。という事も気軽になってきました。

価値基準や品質基準がもう少しオープンになる時代がもう少しでやってくる気もします。

ラヴァーグも、少しでも多くの人にCADの便利さを知ってもらえるように頑張っていこうと思います。

Pocket

セレクトショップを経営する。アパレルブランドをつくりあげる。そんな人達の為にしなくてはいけない事。

Pocket

ここ最近店舗をもっている人達の会合などに足を運ぶ機会がある。

主にセレクトショップ経営者などが集まっていた。

または、若手のアパレルブランドを立ち上げた人達も多い。

彼らと話をしていると、やっぱり同じ様な問題を抱えつつも創業のメリットとデメリットが宝飾業界にはあるが、上手く商品構成を考えればジュエリーのデメリットを避ける事ができ、メリットのみを享受することもできる。

という印象を持つ事ができた。

アパレルブランドを志している人達は、自分自身のコンセプトと技術を持ち、成功を夢見て頑張っている。そこにチャレンジしている人達は宝飾業界を志す人達より、教育機関の数の差から考えると多いと思われる。

僕はショップを開店するに当たり気をつけなくてはいけないことがいくつかあるという話を最近はよくする。

そのひとつに、スタートの運転資金が少ない時の商品構成についての話を今日は書いてみます。

運転資金が少ない中で、認知度を上げていく事はじつはとても難しい。広告費を多く割けないからだ。

と言う事は、来店客数を稼ぐ事ができない。

来店客数が少ないという事はどういうことかというと、店舗内の商品構成がおおきく影響してくる。

価格帯のセグメントを精査しなくてはいけないという事です。

ここ最近の傾向として物の値段が低価格商品に流れる傾向があるのですが、それは多売が出来るところの戦略なのにもかかわらず、その傾向だけをおってしまい、多売が出来ないのにもかかわらず、低価格商品で勝負をしてしまっている残念な人達がいます。

何故か、大手と同じ様な戦略をとってしまうのです。

もしくはブランド力がないという事をふまえて、違いを作り上げることよりも値段を下げるという戦略を最初からとってしまう残念なケースもあります。

実は、戦略的に低価格商品を持つ事は広告宣伝にもなり、全てがいけないという事ではないのですが・・・

ビジネス書籍をかじると、エントリーモデルを用意しようとか、エントリーサービスを展開しようなどの記載があったりするのですが・・・

商品点数が少ない時期がそもそもの創業期です。

ネットショップなどの出店を考えている人達も最初の商品点数は良くても100点ぐらいなはずです。

全てが主力商品なのにも関らず、それを低価格路線でスタートしてしまい、運転資金が少ない為来店客数を稼ぐ事ができないのに、薄利多売ではなく、薄利少売みたいなスタートをきってしまい、いつまでも次のステップに上がる事ができない残念なブランドや企業がいたりします。

とはいえ、いったいぜんたいどうやって高単価なものを作ればよいのかという質問があがってきそうですが、ただ値段をつりあげて高くしてもお客様は馬鹿ではないので、買ってくれるわけはありません。

これはアパレル関連の人達のおおきな悩みでもあると聞きました。

高い商品はやりたいけど、ノンブランドで高額にしても売れない。との事。

おっしゃるとおりです。

実は、洋服などのアパレル関連で高額商品を作る事はとても難しいのです。

なぜなら素材が布や革ですから。

この素材に対するマーケットのマインドは作り上げられてしまっているのでなかなか変える事はできません。

そんな中。

宝飾業界の最大のメリット。

以前も書きましたが、宝飾業界の素材に対するマーケットのマインドは実はとても高付加価値がついています。

ここ最近は特に良い状態です。

このポイントを活かす事ができるかどうかが、低価格商品を並べることしかできていないアパレル関連のクリエイター達に少しずつ広げていってあげたいと僕自身思っています。

もうひとつだけ、ポイントがあります。この高付加価値がついている素材を実は簡単に在庫する事はできません。

布や革の素材に比べて金やプラチナは在庫するのにとても資金を必要とするのです。

ので・・・

かなりできる事はしぼられてきますが、実はこの在庫リスクをかなり軽減しながら、高付加価値商品を扱えるビジネスモデルは宝飾業界の中に多くのトップブランドが既に持っています。

しかも、技術的にはかなり初期段階からでも対応が出来て、在庫リスクが少なく、高単価商品。

そんな商品企画を多くのアパレル関連のショップやクリエイター達が自社の企画に付加する事ができれば、商品構成に幅を作り上げる事が必ず出来るはずです。

今日書いている事は実はプロジェクト化されていて、既に何社からのアパレルブランドとの企画をスタートする事が出来ています。

これからのアパレル業界を支えていくであろうクリエイターやデザイナー達と宝飾業界のクリエイターやデザイナー達が融合していく事が、新しいクリエイターズブランドの形だとラヴァーグは考えています。

その為、アパレル関連のクリエイターやデザイナー達へのサポートにも力を入れ始めているのが、ラヴァーグの去年からの取り組みでもあります。

創業期の運転資金が少ない人達が、やってはいけない事は、薄利という事です。

繰り返しますが、多売ができないのに、薄利でやって事業を継続する事はできないのです。

もし、低価格しか売りが見つけられないのであれば、何も起業や独立をあせる必要はないのです。

ゆっくりと準備をして、低価格のラインと、高付加価値のラインを作り上げる事ができるようになってから、独立をしていけばいいのですから。

そして、多くの人達は実は既に多くのものを持っていて、それに気が付いていないだけの人も多く出会います。

もう既に持っているのに、まだまだ足りないと思い込んでしまい、年齢だけが過ぎていってしまう残念な人もいます。

僕自身、サラリーマンをやめた時には何かを持っていたからやめたのではなく、自分自身が熱意を持ってやれそうな事が見つかったから、チャレンジした事を覚えています。

今振り返ると、あまり持っていなかった状態でのスタートだった気がします。

まぁ、今は分かったような事を書いていますが、実は僕自身の経験から得た失敗や成功を元に僕自身は書いているつもりです。

僕も最初は薄利少売をしてしまい、苦労をしたクチです。

それしか出来ないと勘違いしてしまい、余計な苦労をしてしまった気が今はします。

まぁ、それはラヴァーグという学校の講師としてはいい経験ではありますけどね・・・

だって、生徒に同じ様な経験をさせないようにアドバイスをする事ができるのですから。

まぁながながと書いてしまいましたが、ラヴァーグの生徒達への改めての言葉でもありました。

みんな頑張ろうね。

Pocket