僕は宝飾業界が大好きです。こんなに小さいものに、思いが込めらるものって少ないですよね。
仕事としてこの業界を選んでよかったと思っているし、これからもそう思い続けたいと思います。
そんな中、景気の低迷やグローバル化など日本のモノづくりが少しずつ苦しい戦いをしている事も事実だと思います。
暗い話もありますが、そんな話をしつづけてもしょうがない。前を向いている人達で力を合わせて僕達のいる業界を活気づけていこう。
小さなスタートかもしれないけれど、そんな思いを込めて関係各社と話を詰めてきた。
そして、宝飾業界の未来を明るくしたいと思う人達で力を合わせて“SWAROVSKI GEMS JEWELRY CONTEST2011”をサポートしようという事になりました。
詳細はここをクリックして下さい。
まずは、このコンテストを主催してくれているスワロフスキーGEMSを日本で取り仕切るシグニティ・ジャパン株式会社のすぎうら社長を含めスタッフのみなさんに感謝したいと思います。
そして、宝飾業界で活躍するジュエリークリエイター達を真剣に応援し、良い産業にしていこうとの思いで集まってくれた協賛・後援企業・各教育機関の皆様にもこういう機会を作ってもらえて感謝をしたいと思います。
後援・協賛各社については下記URLを開いて下の方にスクロールをしてご確認下さい。日本のモノづくりを支える関係各社が掲載されています。
このページの下部をご覧下さい。
このコンテストの特徴を少しだけ書いてみようと思います。
まずは、既にある技術力を競うコンテストと同じコンテストを開催しても意味がないので、いい形で他のコンテストと共存していけたらと思っています。
何が違うのかと言うと、グランプリをとる為の求められるスキルが違います。
技術力は当然ないよりあったほうがいいです。
しかしそれと同じくらいクリエイター達がこれからの時代にもたなくてはいけない事は、いかに自分自身のファンを持っているかどうかという点です。簡単に言うと人間的に魅力があるかどうかです。
技術はあと少しでも人間的にとても魅力がある人。
技術は高いけれども人間的に魅力がもう少しな人。
どちらがこのコンテストではグランプリを取る可能性があるかというと・・・
人間的に魅力がある人。です。
選考方法が今までの多くのコンテストと大きな違いがあります。主催者が決めるコンテストではなく、単純に一般投票による公平明確なコンテストなのです。1日1票1台のパソコンから自分自身が応援しているクリエイターの作品に1票入れる事が可能です。投票期間は2ヶ月間なので、最大61票毎日応援してくれる人がいればとることができます。もちろん、自分で自分に入れる事も可能です。
いかにファンが多く、応援してくれる人がいるかがグランプリの鍵を握ります。
このコンテストを通じていかに自分自身を応援してくれる人が増やせるか。実はこの行為はジュエリーを販売するという視点でみると、普通の営業活動でもあるのです。
特別な新しい事ではなく、営業力をふくらませていく事がこのコンテストの目的でもあるのです。
そしてもうひとつは、ポスターなどのタイトルには№1を決める!とコピーがありますが、僕はこのコンテストの目的は№1を決める事が目的ではないと考えています。
もちろん、№1になると、いろいろな特典はあります。
世界中のブランドに配布される“SWAROVSKI GEMSのトレンドブック2013”に日本の代表として掲載されます。
※フラッシュ画像なので少し重いです。これは2010年のものです。
それと、バーゼルなどの世界中で開催される宝飾の展示会などに(swarovskigemsが出展する展示会)に飾ってもらえる可能性が高いとの事です。
しかし、これよりも僕は宝飾業界全体として価値がある事は、グランプリ以外にも100名の各賞受賞者が輩出される事にあると考えています。
いろいろなグランプリが決まります。
各都道府県大賞がそのひとつです。
埼玉県グランプリ
兵庫県グランプリ
鹿児島県グランプリ
北海道グランプリ
青森グランプリ
という感じです。そのタイトルの全てに“SWAROVSKI GEMS”の冠がつきます。
この事はどういう意味を持つのかというと。
“口コミの加速にあります。”
説明をしなくてもイメージが伝わるブランドが頭に付く事が大切だという事です。
しかも、このコンテストの仕組み上独りだけでは各グランプリを取る事は難しい仕組みです。家族・友人・知人・会社の人達などなどの応援がないと勝ち残る事はできないでしょう。
しかし、もし自分自身が応援しているクリエイターがタイトルをとる事ができれば・・・
自分自身を応援してくれた人達は受賞した本人と同じ位喜んでくれて、人に紹介してくれるはずです。しかもあまり説明がいらない“SWAROVSKI”の冠をつけて。
このコンテストの賞を受賞する事により、ファンが増え、お客様が増えてくれる事を僕達は願っています。
そして、他のどの仕事よりもジュエリーをつくる。という仕事を続けていて良かった。という人を毎年101名作り上げていければと思ってのコンテストです。
まだまだ、応援してくれる企業や教育機関も増えています。
今年はその第1歩を踏み出す事ができた。
そんな年にしたいと思います。
そして、このコンテストを通じてファンが増えたという人が増えてくれれば、宝飾業界の活性化につながると信じています。
僕もこのコンテストの成功には頑張ってサポートをしていきたいと思っています。
そして、ラヴァーグの特徴でもある“ジュエリーCAD”というキーワードでもタイトルがあります。
スワロフスキーGEMSクリエイティブ部門ジュエリーCADグランプリ・・・1名
スワロフスキーGEMSブライダルジュエリー部門ジュエリーCADグランプリ・・・1名
合計2名のCADの№1が決まります。
ジュエリーCADを使いこなせる人も僕が始めた頃から考えるととても増えてきています。
せっかく身につけたジュエリーCADのスキルを今度は活かすという方向に必ず導いてくれるはずです。
製作期間は今年の9月末日まであるので、みんな頑張っていきましょうね。
僕もいろいろと頑張っていこうと思います。
ながくなりましたが・・・
活気がある宝飾業界にみんなでしていけたらと思います。
こんな時代にでも、成功出来る人間を作り出していく。
そんな事がこのコンテストを主催・協賛・後援企業各社の pray for Japan のひとつの形だと思っています。