よく相談されます。
いくらって言えばいいですか?
と。
そうすると、多くの人が御徒町では・・・
甲府では・・・
という他ではいくらとっている。
という話をされる事もあると思います。
そうすると、多くの人は安い金額の所が目に付き、特に最初の頃は自分の技術やキャリアに自信がないと他とのバランスを重視してしまい、大量に仕事を請け負っているから、その価格でまわす事ができている事を無視して、少ない仕事や1個の仕事にも割りに合わない価格を提示してしまいがちです。
本当に、御徒町や甲府で仕事をしている人達が満足のいく工賃を受け取っているかというと、僕が知っているせまい人間関係から聞こえてくる声は厳しい声の方が多いです。
中国の職人さんは・・・
韓国の職人さんは・・・
だから、日本の職人さんも・・・
結局価格勝負で仕事の奪い合いがあり、どんどん価格が下がっていくのはどんな産業でもあたり前なのかもしれません。
ただね・・・
僕は学校の校長先生という立場でもあるから、職業として宝飾業界の仕事を選ぶ人達が増えてもらいたいとも思っているし、この道を選んだ人はハッピーになってもらいたいとも思っている。
ので・・・
工賃の決め方の指標というものを考えてみた。
できれば、みんなが自信を持って自分の仕事に対する金額を決めてもらいからだ。
そして、ぎりぎりの生活ではなく、普通の生活はしてもらいたいからだ。
ちなみに僕の言う普通は・・・
そうだな・・・
僕の思っている贅沢とはに変えて言うと・・・
スーパーに行って値段を気にせず好きなものを買える事が意外と幸せな事だと思っています。
食べたいものを食べたい時に食べる事ができる。
しかも家族で・・・
というのが、僕の思っている贅沢で、お給料日の後ぐらいはスーパーで好きなものを買う事ができる。
というのが、普通という事にしておきます。
話は脱線しましたが・・・
工賃の決め方の指標に戻ります。
まず一番大切な事は、自分自身の損益分岐点をしっかりと考えてもらいたいと思います。
家賃や携帯電話代、食費など、休日に使う最低限のお小遣いなんかも考えていいと思います。
まずは、そこが重要です。
家族がいたりするとその分岐点は上がります。
消耗品なども考慮にするといいと思います。
そうすると、最低稼がなくてはいけない金額が分かるはずです。
それと同時に自分が稼ぎたい金額もしっかりと明確にして見ましょう。
30万円ぐらいは・・・
50万円ぐらいは・・・
20万もらえれば・・・
でもいいです。
まずは、その2つをなるべく明確にしてみると、受けてはいけない仕事とやってはいけない割引が分かってきます。
長くなるので、次のブログに続けていこうと思います。