日記

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餃子の話で宝飾業界も考えさせられます。

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中尾彬が冷凍餃子なんか食べるからこんな事になるんだ。

自分で餃子ぐらいつくれ!

と言っていました。

確かに、僕も冷凍餃子というか、冷凍食品を今はあまり買いません。

でも、中学生ぐらいの頃、お弁当の中にいつもの母親のおかずではなく、

冷凍食品のおかずが入っていると、まるで外食にいったような、

ちょっと素敵な気分になった事を覚えています。

そういえば、スーパーではよく冷凍食品4割引!とかの曜日セールなんかも見かけます。

今回は僕なりに餃子事件で思った事を書いてみようと思います。

確かに、ニュースを見ると中国製品は日本の食生活の中ではもう切っても切れない関係である事を僕も感じます。

アメリカではチャイナフリーのシールを食品に貼って中国製のものが入っていない事を付加価値として販売している製品もあるそうです。

そういえば、自民党の麻生さんが農協の人達に今回の事件に感謝しろとも言っていたそうです。

中国製品の品質に疑問符がついたことによって、国産の付加価値があがり、日本の農家の人達の価値が上がった・・・

ということです。

なるほど・・・

風が吹けば桶屋がもうかる理論です。

それにしても、毎日ニュースを見ているとみんなが求めるものは非常に難しいところにあるんだなと感じます。

安全なものを欲しい・・・

でも、安いものがいい・・・

品質の高いものが欲しい・・・

でも、安いものがいい・・・

もちろん、安くて、品質が良いモノがいいに決まっていますが・・・

それを、生産者の人達に全て押し付けてしまっている僕達がいる事を感じてしまいます。

品質の良いものを作るためには、ジュエリーも一緒ですが、お金と労力がかかります。例えば、今回の農薬だって、安定的な食料供給を考えると、世界的にはどこの国でも使われているモノです。(メタミドホスじゃないけどね。)

もし農薬を使わなかったら、虫や鳥にどんどん食べられてしまったりして、安定供給や価格管理も非常に困難になってしまうんでしょうね・・・

難しい問題だよね・・・

話が横にそれていますが、今回の問題は農薬が悪いという問題ではなくて、禁止されているメタミドホスが入るはずの無いものに入っているから問題でした。

でも、なんとなく続けてしまいます・・・

ジュエリーの業界でも少し似たような現象が起きてきています。

工賃を安くしてもらいたい・・・

でも品質はキープしたい・・・

中国ではこんな低価格で仕事をしてくれる・・・
     ↓
だから、日本でもなんとか安くしてもらいたい・・・
     ↓
結局、日本より人件費が安いところで量産。品質維持が難しい・・・
     ↓
返品が増える
     ↓
でも、安くあげたい・・・返品も減らしたい・・・
     ↓
品質がいいところに、低価格での仕事を要求・・・
     ↓
いい技術を持っていても、低価格の工賃しか入ってこない
     ↓
有能な若者が技術を身に付けても、収入が厳しい・・・
     ↓
だから有能な若者は違う業界を夢見る(金融やITとか?)
     ↓
高齢化が進む・・・
     ↓
どうなる、日本の宝飾業界(クリエイティブ部門)

という風に、宝飾業界でも技術や品質に見合ったお金が本当にいただけているのかは本当に疑問を感じてしまいます。

学校で、彫り留めやパヴェの石留めのビデオをみんなに見せると・・・

どんだけ、精密で丁寧な作業をしているかを知ってみんな驚きます。

これだけ精密な作業をしてくれているのなら、石留め代を職人さんに気持ちよく払えるよね。というと、みんなうなずいてくれます。

そうなんです。品質維持にどんだけ大変さやお金がかかるのかを知ってはじめて、みんな気持ちよくお金を払ってくれるのです。

中国だから安い。
国産だから高い。

その判断基準は人件費や物価によるものであって、品質の価格ではありません。

日本製だって、適当につくっていて、中国製より品質が低い商品だってたくさんあります。

なのに、国産だから頑張っている中国産より高かったら腹立ちますよね・・・

ミートホープや吉兆みたいなものは・・・

結局今日は何が言いたいかというと・・・

僕は宝飾業界の職人さんや社長さんに大きな声でいいたいです。もっと、消費者に伝えなくてはいけないことってありますよね。と・・・

お金をかける場所を間違えていませんか。と・・・

技術は守って大切にしなくてはいけない部分も確かにありますが、無駄に隠して秘密にしてもしょうがないですよね、そこを一番売りにして、宣伝しなくてはいけないところなんじゃないですか?隠してしまっていては、もったいない所を隠してしまっていませんか?

モノをつくる事は大切ですが。お客を育てる。職人を育てる。人を育てる。そんな所にお金をかけてもらえると、もう少し明るい宝飾業界になってくれるはずです。

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いろいろと質問される事・・・

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まぁ本当によく質問される事なんですが、ジュエリーをCADで作るにあたり、どのソフトウェアが良いんですか?と聞かれます。

もちろんそれぞれのソフトには個性があり、違いがあるので、一概に比べる事は難しいのですが、ひとつだけ言える事があります。

例えば、エイリアスやCATIA(キャティア)などマンションが買えてしまうぐらい高いCADソフトがあるのですが、お金をためて買った所で、簡単に使いこなせるかというと、はっきりいって厳しいです。

いいソフトなのに・・・

何がそれぞれのソフトウェアにおいて必要とされるのかというと・・・

教えてもらえる環境が整っているかという事なのです。

教えてもらえる環境さえ整っていれば、どんなソフトでもいいソフトになってしまいます。

もちろん、ソフトの特性や基本性能の違いは上級者になってはじめて違いを感じる事ができるようになり、そうなってはじめて、こっちのソフトが良かった・・・

みたいな感じになるのです。

甲丸リングや平うちリングをつくったり、文字が入ったリングをつくるぐらいなら、どのソフトもたいした違いはありません。

そのようなモデリングより上級のモデリングになった時にソフトのスペックの違いがでてくるのでした・・・

まぁ話をまとめると、覚えられる環境が整っているソフトを使用するべきだと言うことが言いたかったのでした。

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ジュエリーCADソフトの3DESIGN検証中!!

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いや~IJTも終わり新しいソフトウェアの検証作業に突入しています。

僕はライノ使いですが、3DESIGNも最近ユーザーが増えているということで、使い込んでみようという企画です。

CADを知ってても原型の事を知らなくてはいけないことと、CAD関連用語を知らなくてはいけないのとで、みんな大変なはずです。

そんな中、ラヴァーグとしても様々なソフトの検証を進めていく中で去年からのプロジェクトですが、3DESIGNの検証に突入しました・・・

やっぱり大変・・・

本当に、最近のコンピューター関連のソフトやハードは不親切・・・

説明書はCDに入っているからプリントアウトしてね・・・みたいな感じだし(紙の無駄を省いているのかもしれない・・・)

説明書の中身は専門用語が並んでいるし・・・(そんなの知らないよ!のオンパレード)

たまたまライノセラスをやっていたからCAD関連用語を知っているから読み進められるけど、まったく知らない人が呼んでもたぶんちんぷんかんぷん・・・

しかも・・・外国のソフトだから翻訳が変!

そうだよね・・・このソフトをひとりで使いこなすのは大変だよね・・・

という事でこれからこのソフトでジュエリーを作る人達の役に立つために、始めました。

まずは、変な日本語訳を正しい日本語に変えて説明できるように、言葉の変換からはじめました。

それと、作業効率を上げるためのショートカットの設定。

ライノセラスでもそうなのですが、このショートカットの設定をしっかり作りこんでいくと、作業効率が格段にアップします。

例えば、CTRL+S この組み合わせはだいたいのソフトで保存という設定になっています。SAVEの頭文字からSなんでしょうね・・・

でも、CADのモデリングにおいて、保存は最後の仕事。

ラヴァーグでは最初ライノで設定されているのと同じ、拡大縮小を CTRL+S に設定しました。SCALE(スケール)のSです。

でもね・・・

少しでも、ソフト間の互換性を高める為に、なるべくどのソフトでも同じ機能を同じショートカットに入れようと考えているのですが・・・

3DESIGNの場合はMOVE(移動)・ROTATE(回転)・SCALE(拡大縮小)がひとつのコマンドに設定されているのでどこのキーに割り当てるべきか悩みどころ・・・

そんな事を考えながら使い込んでいくと、意外とMOVE(移動)が不便な事にきがつきます。

そうなってくると、移動のほうが拡大縮小より頻度が高い・・・

Sをたてるか、Mを立てるか迷いどころ・・・

結論から言うと、キーボードの配置も考えて、やっぱりSに設定しました。

CTRL+S に移動・回転・拡大縮小を割り当てる。

そんなふうに作りこんでいく事がプロのジュエリーCADクリエイターへの第一歩なのでした・・・

という風に、本当に大事なことって説明書には書いていません。

どうすれば、すばやくジュエリーデザインができるのか?

どのような設定にすれば、気持ちよくコマンドがつながっていくのか?

まぁだいたい道筋が見えてきたかな・・・

という3DESIGNでした。

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国際宝飾展で見つけたもの・・・

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ジュエリーを勉強する人達がみんな感じた事があるはずの事ですが・・・

いろいろなメーカーから同じような道工具が発売されているので、一体全体どれを使うのが良いのかと悩んでいる人は多いはずです。

はっきりいって、どの職人さんに聞いても一貫していません。

みんなばらばらです。

聞けば聞くほど混乱します。

何故、こんな事が起こるのか?

いろいろな理由があると思いますが、原因のひとつとして、道具は開発してもその道具のインフォメーションがほとんどされていないのが最大の原因だと僕は確信しています。

道工具の開発メーカーは商品の開発はもちろんですが、使い方についてもっと情報を出してもらいたいと思います。

まぁこれはモノの流通の仕組みから変えていかなくてはいけないのかもしれないけどね・・・

開発メーカーと販売会社が分かれてしまっているという所にも原因があるはずです。

販売会社にしてみれば、知っている人に売る方が説明も少なくてらくちんですが・・・

まだ駆け出しのジュエリークリエイターだけど、道具の知識は少ないけど、いい道工具さえあれば、もっと楽にジュエリーメイキングを楽しめるのに・・・という人は多いはずです。

確かに、道具の使い方は職人さんにしてみればメシの種なので、人には教えたくない部分がたくさんあるのもわかります。

でもね・・・

開発をする人・販売をする人はそれをなんとか掘り下げて、一般の人にわかりやすくインフォメーションしてくれる事を期待しています。

そんな中僕が見つけたものとは・・・

スパチュラセット

スパチュラとは、ワックスモデリングをする人が使ういろいろな形をした彫刻刀のようなものです。先端の形がいろいろあり、どんな時にどの形を使うのがベストなのか、悩んだ人も多いはずです。

ちなみに、腕の良い原型職人さんのところにいくと、そのスパチュラが百本ぐらい並んでいます。

なんでそんなに必要なんだろう?

と思ったことがあります。

デザインによって、先端形状を使い分けるということなのですが、僕なんかせいぜい10本ぐらいしか使い分けていないのに・・・

という中で、僕の目にとまったのは、スパチュラなんですが、ただのスパチュラではなく、解説DVDがついたスパチュラセット。

解説DVDに目を引かれたのでした。

なかなか道工具の使い方をわかりやすく説明をしているものが無い中で、スパチュラにスポットライトをあて、使い方を解説している映像は見た事がありませんでした。

とりあえず、DVDだけの購入を考えたのですが、そのセットになっているスパチュラもなんだかかっこいいので、買ってしまいました。

値段は定価18000円ところ、シーフォースでは¥15000、鈴峰では¥14500と微妙に鈴峰の方が安かったです。

どっちで購入したかはいろいろな付き合いがあるので、内緒です。

IJT特別価格と書いてあったので、価格は戻っているかもしれませんが、かっこいいスパチュラです。

CAD原型のCAD目を取るのにも重宝しそうなセットでした。

もし気になる人がいれば、ご相談ください。

使い勝手や使い心地をお知らせしますので・・・

道具がかっこいい・・・

僕はけっこう必要なことだと思います。

名前がかっこいいというのも大切です・・・

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