日記

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防ぎようがない・・・秋葉原の事件。

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今、家に帰ってきてニュースを見てびっくりした。

防ぎようがない・・・

こんな事件。

僕の友人や知人が亡くなっていたら、どうしよう・・・

本当に心配になる。

なんでこんな事が起こるんだろう・・・

すごく不安になる・・・

犯人はどうしてこんな人間になっちゃったんだろう・・・

小さい頃は良い子だったはずなのに・・・

なんで、こんな悲しいことが起こるんだろう・・・

本当に悲しい・・・

みんな・・・

僕が知っているみんな・・・

ずっと、元気でいてね・・・

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銀粘土の可能性。

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僕の学校では銀粘土を頑張っている人達が結構いる・・・

何で、僕が銀粘土をやろうと思ったかというと、気軽に楽しめるから・・・

僕の学校ではアクセサリー作りの入門として銀粘土を最初は位置づけてた。

でも・・・

それは、僕の勝手な思い込みでした。

銀粘土をやった人が、彫金やWAXにステップアップしていくのかな・・・

と、思っていたのですが、違いました。(もちろんそういう人達もいっぱいいるけどね)

ずっと、銀粘土をやっている人がいる・・・

そして、どんどん上手になっていってる・・・

僕なんか、すぐCADで作っちゃうけど・・・

ずっと銀粘土をやり続けている人の作品はすごい。

僕ですら、へーーーーーって感じの作品を作っている。

何度か、その人に「そんなに銀粘土が上手なんだからWAXでもやったらいいんじゃないんですか?」と聞いた事がある。

答えは、銀粘土が楽しい!との返事だった。

そして、ずっと銀粘土で作り続けている。

この前は、友達からオーダーが入ったからと、頑張って作ってた。

そういえば、僕の学校の先生達は銀粘土の業界ではコンテストで特別展示されちゃう人が3人もいる・・・

そうだよな・・・

そんな人達がいるんだから、上手になるよな・・・

銀粘土の良い所は、情報がたくさんある事。

本屋に行けば、たくさん楽しい書籍がでてる。

忙しくて習い事なんかできない人達でも、空いている時間にアクセサリーを作る事ができる。

初めての人でも、1人でも作れるような、親切な環境ができている。

なによりも、文部科学省許可の資格も存在しているから、生徒の目標設定もしやすい。

そして、家で楽しむのに最大のメリットである、「あまり道工具が必要ない」という点。

これは、けっこう助かる。

そんなメリットがあるから、実は銀粘土を学びたいという生徒は結構いる。

特に、将来、彫金教室の先生になりたいとか、自分で小さくてもいいから教室を開講したいという人には本当にお勧め。

気軽に出来るという事は、本当に大切な事だから・・・

彫金教室で生徒がなかなか集まらないという相談を今までも何教室からか相談をされた事がある。

大体僕は、銀粘土をやった方がいいですよ・・・

と言う。彫金教室など宝飾業界にプロ意識が高い人ほど、抵抗があるみたいだけど・・・

プロを育てる。という意識を持つのは確かに必要。

でもね・・・

学校経営にはお金がかかる。新しい設備をどんどん導入していくにはお金がかかる。

だから、経営という視点では生徒をお客さまという視点で見る事も必要。

「プロになりたい」という人と、「アクセサリーが作れたら楽しいだろうな・・」ぐらいの意識の人。「楽しい時間や充実した時間を過ごせたらいいな・・・」「友達ができたらいいな・・・」そんな人も結構いる。

プロに・・・と言う人より、楽しい時間を過ごしたい・・・という人の方が実は多い。

だから、

銀粘土はそんな人達にはお勧めだったりするのでした。

ねっ。

高橋さん。

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造形をどんどんしてもらいたい・・・。けど・・・

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ジュエリーCADを身に付けたいという人が増えてきた・・・

昨日も、僕からしたら、とっても偉い人がラヴァーグに来て、宝飾業界の未来を一生懸命僕に教えてくれた。

共感できる部分もたくさんあった・・・

あんなに年配の方が一生懸命、宝飾業界の未来について熱く語るのを久し振りに見た・・・

こんな人もいるんだな・・・

でも・・・

やっぱり、僕らの世代の未来は誰かが切り開いてはくれない。

誰かが引っ張ってくれると、確かに楽なんだけどね・・・

今、ギラギラ光りたい・・・

今、安心できる未来を感じたい・・・

そんな、今を生きている人達がたくさんいるはず。

僕も、その1人。

だから、頑張る。

今日は、造形について。

ラヴァーグには、造型機が1台ある。

ローランドの切削機だけどね。

それは・・・

すごく役に立つ。

実は、僕はCADで山のようにたくさんの失敗をしている。

たくさん、お金も損した。

たくさん、時間も損した。

何でかというと・・・

CADを始めた頃、造型機なんか持ってなかった。

だから、お金を払って、CADのデータを造形してもらってた。

だから・・・

造形物があがってきた時に、悲しい思いを何度もした・・・

コンピューターの画面では、厚く見えたのに・・・

薄い・・・

コンピュータの画面では太く見えたのに・・・

細い・・・

コンピューターの画面ではふっくらしていたのに・・・

平べったい・・・

なんで、そんな事が起きるかというと・・・

CADはとっても、大きく拡大して見るから。

すみずみまで良く見えるから・・・

実物の0.5mmが、CADの画面上では1cmぐらいで見るから・・・

20倍もの倍率で見るから・・・

僕以外のジュエリーCADを仕事にしている人の誰と話しても、同じ経験をほとんどの人達がしている。

例えば、ブローチ。

ふっくらしたブローチを画面上で作るなら・・・

大げさなぐらいふっくらさせておくと、造形して形が案外普通に見える。

でもね・・・

画面上でふっくらしてるなぐらいだと・・・

平べったいものが造形ででてくる。

このギャップはなかなか、口で言っても信じてもらえない・・・

「ふくらませすぎじゃないですか?」

「大丈夫です。」

そんな会話はクライアントと何度もした・・・

造形・・・

どんどん、みんなにしてもらいたい・・・

だって、失敗してもらいたくないから・・・

本当の現場に行ってから・・・

本当にお客さんが増えてから・・・

でもね・・・

造形って、お金がかかるよね・・・

気軽には造形できないよね・・・

でも・・・

実物と画面のギャップは早いうちに経験してもらいたい。

あんまり、損をして欲しくないから・・・

せっかく取れたクライアントの信用を落として欲しくないから・・・

僕がした損、僕がした失敗…ぐらいなら教えるので・・・

画面とのギャップを頑張ってみんな埋めてね。

そういう視点でローランドの切削機は便利。

出来ない事もあるけど・・・

ギャップを埋める事はできるから・・・

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ジュエリーのデザイン画を原型にするという事。

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やっと、メンズジュエリー7月号の仕事が終わった・・・

でも、原型のできも良くクライアントに喜ばれると、忙しかった事が報われる・・・

僕らの仕事はいろいろな人達の手に渡って、お客様の手に運ばれる。

企画の人・・・

デザインの人・・・

そして、原型の人・・・

キャストや仕上げをしてくれる人・・・

決められた予算の中で、みんなが頑張ってモノが作り上げられる。

もちろん納期もね。

そして、やっと雑誌に載り、お客様に知ってもらえる。

それだけで終了ではなく、

売れた時に入れる箱や袋なんかもみんないろいろと考える。

それは、ほんの少し畑が違うけど、大切な事。

そこまで準備してはじめて、販売できる状態になる。

そこからは販売の人達の腕の見せ所。

本当にいろいろな人達の手に渡ってモノがお客様に渡る。

例えば、僕らがやっている原型製作。

商品を作るにあたり肝心要のところでもある。

一昔前だったら原型師なんていわれて、ジュエリー製造のモノづくり側の頂点にいた人達。

それが、今はジュエリーCADの普及により、だいぶできる人達が増えてきた。

まだまだ少ないかもしれないけど、どんどんCADで作っている製品が増えてきている。

実は、デザインの現場でも一昔前は同じ現象が起きてきていた。

手書きでデザイン画を描いていた人達が・・・

イラストレーターというソフトを使い始めて、精密なデザイン画があがってくるようになった。

どんな精密なものでもCADと一緒で描ける。

だから・・・

トラブルも起きる。

そのデザイン画は手で描こうが、イラストレーターで描こうが、立体になって、金属になるという事を考慮されていないケースがけっこうある。

僕も気軽にデザインを受けて、いざ、モノにしようとすると苦労する事がある。

絵どおりに作ると、金属にした時におかしくなってしまう。

とはいえ、金属にした時の事だけを考えると、デザインが変わって来てしまう・・・

そんな事を何回も打ち合わせをしながら繰り返して製品を作っていく。

そして、みんなで思いやりを持ちつつ、ゴールを目指していく。

妥協ではなく。改善。を繰り返す。

平面を立体にするって、どこかでだいたいギャップが出る。

特に、3面図をしっかり描いてくれる人に多かったリする。

上面から見た絵と、側面から見た絵が、つながっているようで、つながっていないなんて事もよくあるし・・・

1mmの地金の太さという指示が書いてあっても、デザイン画を図ると、0.3mmぐらいしか地金の太さを取っていない…なんて、しょっちゅう。

単純に、0.3mmを1mmに上げてしまうと、だいたいデザイナーさんがイメージしていたものと、違うなんて事になる。

でも、その繰り返しでいい原型師になってくんだろうね・・・

僕も、まだまだこれからだけど、成長していきたいと思います。

みんな頑張ろう。

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でもやっぱりジュエリーCADなのかな・・・

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僕は、コンテストみたいなものに出品した事がない。

実は、ジュエリーデザイナー協会が主催するコンテストがつい先日まで上野の森美術館でやってた。

その図録を見ると・・・

天才達がたくさんいる。

堀田先生なんか、その中で、奨励賞もらってる・・・

フリーコースで通ってくれてる宇野さんも入選してる・・・

そして、松岡君も国立美術館で開催される展示会で審査員奨励賞をとってる・・・

みんな凄いな・・・

CADの生徒の酒井さんも、フレッシュマンコンテストで入選してる・・・

みんな凄いな・・・

僕は、学校の説明を見学に来た人達に説明する事がある。

僕自身は、コンテストで入選する為にはどうしたらいいのかは、教えられません。

僕自身が、入選とか、優勝とかしていないのに、そりゃ無理です。

頑張りましょう・・・と、言うだけです。

ただ・・・、僕以外の先生達は結構色々凄いコンテストで偉い人達に選ばれていたりして。そんな凄い先生達がラヴァーグにはいます。

結城先生とか、石橋先生とか、成瀬先生なんか、国立美術館に去年は特別展示されていたぐらいです。

今年も、たぶんされていると思います。

そうすると・・・

僕は、いったい何を目的として、何を教えているのか・・・

僕の目的は・・・、簡単に言うと。

この業界で生活をしていく事。

しかも、楽しく。

要は、しっかりと収入を作るのはどうしたらいいのだろう?なんて事をいつも考えています。

先生達にコンテストで勝負しても、かなわないと思います。

僕の頭の中は・・・

どのくらいの納期でできるのかな・・・

この、デザインだとどのくらいのコストがかかってしまうのかな・・・

上代はいくらにするのかな・・・

ゴム型がとれるのかな・・・

どうやって、仕上げよう・・・

どこの工場が量産を引き受けてくれるのかな・・・

キャストなのか、プレスなのか、ワイヤーなのか・・・

雑誌の企画に間に合うのか・・・

プロモーションの写真やキャッチコピーをどうするのか・・・

どうやって、コストに見合うように、ごまかしていくのか・・・

なんだか、そんな事ばっかり考えています。

ホームページにどうやってのせると、お客さんがクリックしてくれるのかな・・・

ネットショップにどうやって集客すると、効率がいいのかな・・・

今月の予算の達成率は・・・

来月の広告予算の振り分けは・・・

在庫の調整はできているのか・・・

プロモーション費用の費用対効果は・・・

新規事業の他社とのアライアンスをどう組んでいくのか・・・

スタッフのモチベーションは大丈夫かな・・・

僕らの未来はどうなっていくんだろう・・・

そんな事ばかり・・・

トライアンドエラー・エラー・エラーの繰り返し。

まぁ、そんな経験と、僕が思い描く戦略みたいなものは、教えるというよりお話しすることぐらいはできます。

そう・・・

僕は、ジュエリー製作を教えているのかもしれません・・・

ジュエリーCADも教えていますが・・・

僕の中ではそれらは、あくまでも手段です。目的ではありません。

ジュエリーを好きな人達がこの業界で戦っていく為に、そして目的を達成する為の手段でしかありません。

ジュエリーが作れる。ジュエリーCADが使える。というのは目的を達成する為の手段です。

僕の中では作れるようになった後が、スタート地点に立つというイメージです。

作れるようになった後、どうしたらいいのだろう?

そんな疑問を持った人が、うっすらとでも良いから、道が見えるような事を教えてあげられる…そんな学校になれたらと努力しています。

だから、ジュエリーCADって今は生活していく手段としては、真新しくてこれからもっと必要になってくる技術なんだろうと感じる、今日この頃でした。

追伸…

でも、なんだか最近なんとかコンテストみたいなものに、少し興味がでてきた・・・

でも、選ばれなかったら・・・恥ずかしいな・・・校長なのに・・・落選・・・

でも・・・今度、何か作ってみようかな・・・

でも・・・真新しくて、画期的な事ってCADで作る以外、コンテストの図録を見ても、思いつかない・・・

CADで作った、「手作りでは無理でしょ?!」なんてデザインを出したら・・・

どうなっちゃうんだろう?

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