忙しかった・・・
本当に・・・
ブログほったらかしにしてしましまいました・・・
最近の宝飾業界の事情・・・
ちょっと前までは、製品の開発サイクルの波はゆるやかな波と、クリスマスに向けての大きな波があるくらいでした。
でもね・・・
今は、どんな業界でも同じですが、商品開発のサイクルが非常に短いものになってきています。
以前、TVでみたのですが、夏の商品開発は真っ先に夏をむかえる沖縄での売れ行きをリサーチしてから、どの商品を多く製造するかを決めているという番組でした・・・
もちろん、お客様にとっては流行の商品を買える、メーカーにとっても不人気在庫を軽減できるなどのメリットがあります。
が・・・
実際にそれを作っている製造サイドは大変です。
ぎりぎりまで、どの商品の生産ラインを厚くするか決められません。
決まってからは非常に短納期。
宝飾業界も以前に比べて製品の開発サイクルが非常に短くなっているのでした。
以前では考えられませんが、クリスマス商戦の商品開発が10月の頭ぐらいという現象が起きてしまうのです。
流行を押さえた商品開発。
だから・・・
大変だった・・・
この10日間ぐらい・・・
でも、僕の仕事は量産の原型制作までなのですが、この後の人達はもっと大変です。
みんな頑張れ!体に気をつけて!
ちなみに、この10日間ぐらいの間に原型の制作数は70型を超えました。
一昔前では考えられない型数です。
ひとりでこの数をこの短期間にこなせる人はあんまりいなかったはずです。
でも、できないからっていって、先程から言っているようにニーズに合わせた商品開発をしなくていいのかというと、そうではありません。
実際に、無理な商品開発をして、在庫を抱え込んでしまい、売れずにダンボールにつめられている商品もたくさんあるのが現実です。
そこで、考えられ、作り上げられたのが、ジュエリーをCADでつくるという発想なのです。
短納期の商品開発。
これがCADのメリットでもあります。
そして、それ以上にメリットがあるのが、クオリティーの均質化です。
先日、僕の学校では生徒達の販売会が行われました。
手作りの生徒達に混じって、ジュエリーキャドの生徒達の作品も多く展示されていました。
やはり、目に留めてくれる人も多く。口を揃えて言うのがクオリティーの高さです。
こんな質問をトーキョーウォーカーの撮影に来たディレクターにされました。
「こんな素敵なものをつくった人はもうジュエリーを作り始めてどのくらいの期間ラヴァーグに通っているのですか?」
と・・・
「まだ、半年です。」
驚いていました。
ちなみに、CADの最大のメリットは僕が作っても、入学して3日目の人でも、作り方さえ知っていれば、同じクオリティーのものが出来上がることです。
ここに業界としても注目しているのです。
何故か?
人材の確保が非常に難しくなっているからです。
一人前になるのに何年もかかってしまう。
修行期間は低賃金という徒弟制の古いシステム。
でも、実際に一人前になる為には、どうしても必要な環境でもありました。
いわゆる修行が必要な仕事なのは否定できません。
でもね・・・
IT業界・・・
金融業界・・・
かっこよさそうで、華々しそうな業界も仕事の選択肢としてはあって、優秀な人材が、効率よく稼げる業界に行ってしまうのはしょうがなかったのかもしれません。
でもね・・・
僕は、この業界で頑張れると確信してるから、頑張っているのも事実です。
やり方しだいで、変われる余白がたくさん残っているのもこの業界だと思っています。
だから、一緒にやり方を変えましょうという会社が増えてきているのも強く感じられる今日この頃です。
確実にそんな会社が増えてきています。
このままではいけない・・・
変わらなくてはいけない・・・
僕もそう思います。
みんなで変わりましょう。
頑張って変えましょう。
そんな人達がラヴァーグに通ってきてくれています。
しなくてすむ苦労はしない方がいい・・・
もっと苦労しなくては行けない事が他には沢山あるのだから・・・
追伸
トーキョーウオーカーの取材を受けました。
11月6日発売号です。
結城先生が活躍しています。
みんなみてね。
いろいろなメディアに可愛がってもらえているラヴァーグですが。
東京ウォーカーさんはよく使ってくれます。
広告という観点からは非常に効果が高く、たくさんの人が注目してくれます。
すごいな・・・
東京ウォーカー・・・