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デジタルから一歩離れて考える。

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ラヴァーグという学校はジュエリーCADを教えてくれる学校として、その特色を強く打ち出して今日まで成長してきました。

パソコンやソフトウェアの成長。

3Dプリンターの発展。

インターネットの浸透と様々なアプリケーションの成長。

話がどんどん進み、エンドユーザーに簡単に情報を発信する事ができるようになってきました。

実は、僕がジュエリーCADを教え始めた最初の頃。

アナログからデジタルへ・・・

というキーワードが色々な所で飛び交っていました。

それは僕もそんな気になっていて、オーダージュエリーが簡単に!

ジュエリーCADを使えば!

というセールストークを使っていた時期もありました。

物があふれた時代には量産品ではなく、オンリーワンの商品を求める時代がやってくる!

などなど・・・

それを信じてデジタルの道を進んできた人も多かったと思います。

ただ、ここ最近は少しその道の正確な形が見えてきた気がします。(少なくとも僕達の周りの事ですが・・・)

アナログの精度を上げる為のデジタルであり、デジタルを有効活用してアナログを加速させる。

という事なのだ・・・

と頭の中を整理し始めました。

僕達が取り組んでいる宝飾品とは、やはり工業製品のように生み出すのだけではなく、モノづくりの工程にこそ作り手の想いや経験や技術を封じ込めていく形があり、そこをクローズアップしていく事の技術を高めていく。発信していく。伝える技術。

そこの大切さや技術を改めて磨いていかなくてはいけないのだな・・・

と思える一冊の本でした。

モノづくりを学んでいる全ての人がほんの少しわくわくしてくる本でした。

あんまり人に本を紹介した事はありませんが・・・

この本。

ラヴァーグライブラリーで貸出します。

希望者は声をかけてみてください。

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