インクジェット造型機導入にあたり、2台あったWAX切削機の1台を先日ゆずる事になりました。
そして、本日無事に旅立っていきました。
JWX-10は僕がジュエリーCADの専門学校としてラヴァーグをスタートさせた時に購入したラヴァーグ最初の造型機でした。
もう8年~9年前の事です。(ちなみにラヴァーグの最初は普通のジュエリースクールからスタートしました。)
今でこそいろいろな造型機が増えてきましたが、当時はあまり数も無く、1000万円くらすの造型機がほとんどの中、唯一手が出る低価格で、小さなラヴァーグのスタートにはうってつけでした。
ここ最近、他の造型機が活躍し始めたのであまり活躍の場は減ってきてはいましたが、実はまだJWX-10でしかやりづらい事もあったりします。
そして、何より壊れません。
あと、ランニングコストが安い。
JWX-10は今でも初心者がはじめて買う造型機としてはお勧めです。
また、使い方を限定したり工夫をすれば随分といろいろな事も実はできたりします。
通常こういった工作機械は工業製品として扱われがちで、あまりユーザーが便利なインフォメーションは充実していないものが多い中。
さすが、日本の上場企業のローランドが開発した機械だけあって、随分と家電に近い説明書も付いていた事を覚えています。
いま振り返るとラヴァーグも少しずつですが成長している事を感じます。
まぁ、巡り会わせが一番ですが色々な人達に応援してもらって設備も増えてきました。
また、ラヴァーグに期待するレベルもどんどん上がり、WAX切削だけでは対応できないニーズや納期に応えるべく金属切削や光造形そしてインクジェットと増やす事もできました。
やっとジュエリーCADの専門学校としてスタート地点に立てたのかもしれません。
ここからは造型機の特性を考慮したモデリング等をカリキュラムに導入して、生徒達の卒業後のサポートにも力を入れていこうと考えています。
まぁ、設備もどんどん古くなっていくとは思いますが、常に新しい設備を導入し続けられるように頑張っていこうと思います。