今日、ラヴァーグに来てくれた人と話をして、本当にここが大切だと感じた。
なぜ、CADを学ぶのか。
という話。
もちろん、違う意見もあるし様々な環境がある事を踏まえて書いてみようと思います。
これは全てがという話ではありません。
ラヴァーグは、こういうスタンスです。
という話です。
ラヴァーグでCADを教えている最大の理由は、下請けから脱出して貰うため。と言ってもいいぐらいです。
今日来てくれた人は宝飾の職人さんです。
話をしていく中で、加工の下請けの厳しさを改めて確認をしました。
湯口とって仕上げて300円。
韓国の職人さんはそれでやってくれる。
だから、君の会社もそうしてもらいたい。
なぜ、300円の職人さんに頼まないのか・・・
その理由はやはり、日本人の気質にある。
と僕は感じました。
手を抜くというより、1000円の仕事ができる人は、自分の仕事のレベルを300円だからと言ってなかなか都合よく下げる事ができません。
300円なのに・・・
1000円の仕事をしてしまう・・・
満足してもらいたい・・・
全力を尽くす。
まぁ、それは韓国の職人さんも同じかもしれません。
というか、どこの国というのは関係がないのかもしれません。
しかし、300円でやった仕事でも厳しい検品が待っています。
検品のレベル。
検品をする人が、500円の検品、300円の検品、1000円の検品と都合よく合わせてくれる事はないそうです。
300円でも、同じ様なレベルを求められてしまう・・・
との事でした。
いつか、このままだと体を壊してしまう・・・
そんな問題点を抱えてのラヴァーグ訪問でした。
僕は、CADを学ぶ理由は。
繰り返しますが脱下請け。
だと思っています。
具体的には、自分で直接エンドユーザーにジュエリーを販売していく。
その道を開く為にCADを学んでもらいたいと思っています。
下請けの仕事を増やす為にCADではなく・・・
脱下請け。
ただ・・・
とても心温かい仕事を出してくれる企業も存在します。
僕も下請けとしていくつかの会社とお付き合いをさせてもらっていますが、長く付き合う事ができているのは、お互い思いやりを持ってくれている会社だけです。
会社というより、担当者と言った方がいいかもしれません。
そんな人と出会えるか、出会えないかも運命なのかもしれません。
ただ・・・
また繰り返しますが。
やっぱり夢は脱下請け。
自分で価格を決める事が出来るような仕事ができる力を身に付けていってもらいたいと思っている今日この頃でした。