先日既にCADを使えるという人がラヴァーグに学校説明を聞きに来てくれた。
既に自分自身の工房も立ち上げていて、販売にも力を入れはじめているとの事だった。
そうしたスタートを切ったのは2年前との事。
2年間試行錯誤を繰り返して次のステップにいく道としてラヴァーグの可能性を感じてくれたとの事だった。
確かに、僕達も実は同じ事に悩み、同じ様な問題を感じて乗り越えてきたし、これからも乗り越えていかないといけない。
僕達のチームのスタンスは自分達の力で作り上げたモノが、多くの人達を幸せにする事ができれば・・・
という事に取り組んでいる。
その手段として、なかなか恵比寿までは来店ができないけれども、僕達の思いに感動してくれて僕達の商品を買いたいという人のために、ネットショップを運営している。
お店も同じ。
落ち着いて、ゆっくりと僕達の商品をデザイナーやクラフトマン達からその思いや経緯を聞きながら商品を選びたいという人の為に、店舗という空間を作り上げている。
その人も、ジュエリーメイキングのスキルを身に付けたり、設備を整える事には、もうたくさんの時間とお金を費やしてきたとの事。
気持ちがとても分かる・・・
限られた時間と限られたお金を有効に使うことの難しさは僕達も痛感している。
最初はCADをもう一度基礎から学んでいきたいとの事だったが、CADのコースではなく僕はラヴァーグのフリーコースを勧めた。
もう、次のステップに行ける能力は充分に持っている。
販売サイトも見せてもらった。
これ以上のメイキングのスキルは、自分達のブランディングにおいて、すぐには必要がない。作る事が難しいデザインはとりあえず信頼ができる外注にお願いする事も可能だ。
闇雲にスキルをあげるのではなく、総合力を上げていくことが、ジュエリーでビジネスをしていくのには必要だという事。
人間的に魅力がある人に、仲間もお客も集まってくるものだ。
まずは、自分自身が思い描く理想の活躍の仕方を僕には聞かせてもらいたい。
ラヴァーグで対応できる場合もあるが、そうでない場合もある。
一緒に考えていく事ができればと思います。
僕らのブランドも成長をしていってくれていますが、振り返ってみるとお店を開いて随分時間が経ったものだと思います。
7月に新しくラヴァーグの門を開いてくれた生徒達も、今までいる生徒達も暑い夏がやってきますが、一緒にがんばりましょうね。