正直、僕自身も比較をされたくない事もいくつかある。
だけど、比較をして欲しいところもある。
それは・・・
こんな話。
中古車情報誌のカーセンサー。
僕も昔この雑誌をじっくり見て車を買った事がある。
とても便利。
相場観が分かり易く、比較もできた。
だけど・・・
あの雑誌が発刊される前の中古車業界は業者主導で価格が決められていたそう。
だよね・・・
消費者は価格の比較ができないから、30万円の車でもその業者が150万円と言ったら、信じて買うしかなかった。
だけど・・・
カーセンサーができた事によって、多くの中古車屋が倒産した。
何故か・・・
30万円の車を150万円で売る事ができなくなってしまったから。
同じ程度の同じ年式の車の相場を普通のお客でも知れるようになったから。
だから、カーセンサーの役割はとても大きい・・・
客を見て料金を変える事が出来なくなったから。
相手を見て価格を変える。
これが、あると新規で仕事を頼みにくい・・・
相手を見て価格を変えない中古車屋が残った・・・
宝飾業界は・・・
だれか、知り合いの紹介。それもその事を詳しく知っていたり、相場観のある人の紹介がなくては、僕も怖くて頼めない・・・
だから、僕ですら、新しい加工業者や素材の購入業者は人の紹介で取引を開始する場合が多い・・・
そして・・・
その後の比較をする事はあまりしない・・・
というより、比較する能力を身に付けるにはそれなりの知識が必要だったりするので難しい。
担当者を信じて・・・
その会社を信じて取引をし続ける。
実は、新しくてすばらしい努力をしている業者が現れているのに、知る事ができないまま取引をつづけてしまう・・・
信頼ができる人が教えてくれるまで・・・
僕の役割やラヴァーグの役割を少しずつ考える今日この頃・・・
でした。