ラヴァーグは色々な企業と業務提携をしていますが・・・
この度、スリーディーエスとの業務提携も決まり、新しいビジネスをスタートさせる事になりました。
どんな話がスタートするかと言うと・・・
ジュエリーCAD技術を取得していくと、レンダリングという言葉が少しずつちらついてきます。
一般的にレンダリングとは3次元データを描画させる為のソフトウェアですが・・・
このレンダリングソフトは色々有り、ラヴァーグでも様々なレンダリングソフトを使ってきました。
その中のひとつにハイパーショットというレンダリングソフトがあるのですが、ラヴァーグの生徒にも何人かユーザーがいて、非常に簡単にクオリティーが高いレンダリングができる。という事で話題には上がっていました。
僕自身はライノのプラグインであるフラミンゴを少し活用する程度でしたが、実際に少しずつ宝飾業界でも話題に上がっていたハイパーショットを使ってみると、とても簡単に美しいレンダリングができました。
しかしながらもともとはカーデザインなどのインダストリアル系のレンダリングソフトの為、各種マテリアルはデフォルトで装備されていますが、ハワイアンジュエリーでよく使われるK14などの詳細なマテリアルは装備されていません。ジュエリー用としてのマテリアルなどは自分達で作りこんでいく所からのスタートになります。
また、色石の屈折率や収差などもリアルなジュエリーレンダリングを行っていく為には設定をしていかなくてはいけないのですが・・・
そもそも、そこらへんの設定を追い込んでいくノウハウがとても大変である事が他のソフトウェアでもレンダリングに対するハードルをあげている部分でもありました。
僕が昔シェードを使ってレンダリングをしていた時には、照明のセッティングひとつにもとても頭を悩ませたりしたものです。環境光、スポットライト、点光源、線光源、面光源など、どこまで追い込んでいかなくていけないのかで苦労したものです。
今回ハイパーショットに僕自身が興味を持つ事ができたのは、HDRI(ハイダイナミックレンジイメージ)を使用してのセッティングをすると、とても簡単にレンダリングのセッティングが決まるところも魅力的でした。
もし、この簡単なレンダリングソフトにジュエリー向きのHDRIやマテリアル、屈折率や収差を追い込んだバージョンを作っていけば・・・
という思いと、3DS自身の営業戦略がかみ合い、このつどハイパーショット、ジュエリーバージョンの開発をしていく事がスタートしたのでした。
もう既に、開発も終了段階に向かっていますので、なんとか今年のIJTぐらいにはハイパーショットのジュエリーバージョンがリリースされる予定です。
販売価格は・・・
ハイパーショットHDの通常版と同価格を予定しています。
低価格なWeb版はほんの少し価格が変わる予定です。
ちなみに、HD版とWeb版の違いは何かというと、出力できるサイズの違いです。
ホームページなどの画面で表示のみであれば、Web版でも良いと思います。
HD版はWebだけでなく印刷物として出力をしたいと考えているのであれば、こちらを選択する事をお薦めします。
購入方法などはジュエリーCAD関連の機器を扱っている所であれば取り扱う事ができるように動いていますので、どこでも気軽に購入できるソフトになるはずです。
同価格でリリースされますので、ジュエリーのレンダリングを考えている方はもうしばらく、お待ちいただけるとハイパーショットジュエリーバージョンをお届けする事が出来ると思いますので、お待ち下さい。