僕の学校ではジュエリーCAD・彫金・ロストワックス・銀粘土・組み物といろいろなコースがある。
一番新しいコースは洋彫りコース。
洋彫りコースを改め、ハワイアンジュエリーコースの設立に向けて、今は動いている。
僕はね・・・
最近、見学に来る人達にこんな話を良くする。
例えば、CADの話。
「どこまで、勉強したら仕事ができるようになりますか?」
と聞かれる事がある。
僕は、こう教えてあげるようにしている・・・
「ジュエリーCADスクールの先生になるのであれば、全て知っていなくてはいけません。」
「でも、ジュエリーCADを使って、ビジネスをしていきたいのであれば、ちょっと話が変わってきます。」
「よくある仕事・・・。よく売れる商品・・・。というのは、CAD的には難しくない事のほうがほとんどです。」
「たまに、難しいデザインや、自分では出来そうもないデザインが着てしまった場合は、外注に出しちゃえばいいんです。」
「正直、僕はジュエリーCADを教えているけど、下請けで来る仕事の多くは、初級・中級レベルです。」
「だから、仕事にしているという人達もCADのレベルは高く無くても、意外とこなしている人がいたりします。」
というように・・・
仕事にしていく為に必要な能力は、CADのレベル以外にもっと大切なものがあったりするという話を最近はよくしてあげています。
技術が高くても、仕事がない人もいます。
技術が低くても、仕事がたくさんある人もいます。
ないより、あったほうが良いに決まっていますが・・・
僕は、人材を探している企業の担当者にはよく、こういう話をします。
ラヴァーグの生徒は全て良い・・・
どのように良いかというと・・・
自分の大切な時間とお金を払って、何かを学ぼう。技術を取得しよう。という姿勢を持っている人達です。
モチベーションが高くないと、わざわざ恵比寿に高いお金を払って来ません。
技術は後からついてきます。
モチベーションが高い人材や、向上心、向学心を強く持っている人材を取る事を僕はお薦めします。
という話をしている今日この頃でした。