僕は、もともと和彫りの経験はあったけど、洋彫りについては正直あんまり考えていなかった・・・
和彫りに興味を持ったとき、最初は鏨(たがね)をたくさんつくった・・・
つくらされた・・・
まぁいい経験だった・・・
でもとても大変で苦労した。
だけど、彫り上げたモノの評判はよく、商品としてはニーズが高いという事を感じた時があった。
だから、ラヴァーグの彫金コースには和彫りの課題がある。
だけど、一番最後の課題として・・・
大変だから・・・
基本的にはタガネは既製品を使って生徒達には彫ってもらう。
やっぱり、練習は必要でみんな頑張ってやっている。
最後の課題という事もあり、熱も入っている。
だけど、本当に入り口を経験させてあげているレベル・・・
やっぱり、本当にやっていくにはタガネの管理もしなくてはいけないし・・・
タガネの種類もある程度使い分けないといけない・・・
だから、あんまり踏み込まなかった。
そんな中、もう1年たったけど、洋彫りの機械の存在を知り、導入した。
その間、アメリカから何人も講師に来てもらい、日本に合う教育カリキュラムの開発と、スタッフの育成をしてきた。
僕自身もいろいろと頑張った。
タガネの管理の簡単さ・・・
金属に模様を彫り上げる簡単さ・・・
この2つが僕の中で、一番最後にしていた“彫る”という課題をいっきに前に押し出してくれた。
今日も、洋彫りの生徒が朝から頑張っている。
僕らも、洋彫りを教える学校としては駆け出し始めたばかり・・・
でも、この楽しさを少しでも多くの人に伝えていけたらと思った今日この頃でした。