僕が、この仕事を始めた頃、原型職人と言うと、ジュエリー製作の頂点のようなイメージがありました・・・
まぁ、一番かっこいい部分でもありました。
始めは、湯口をとる仕事や、巣を埋める作業や、磨く作業を地道に頑張って、いつか原型師に・・・
なんて、感じの人もいたかと思います。
だけど、最近そこに変化を感じ始めました。
原型師はかっこいいからか、増えている・・・
ラヴァーグの生徒でも、とても良い原型を作れる子は増えている・・・
かっこいいからね・・・
原型をつくれるって・・・
でもね、僕がお付き合いしている業者で忙しいのは、磨きの専門屋さんだったりします。
正直、納期は向こう任せ、でいいんだったら置いてってよ・・・
なんてのりです。
だけど、本当に磨くのが上手。
仕事も山盛り・・・
でも、若い子達は磨きの職人なんてかっこ悪いのかもしれません・・・
すごく腕が良くても、工賃は安かったりしてしまいます・・・
だから、なおさら若い子達は離れていってしまうのかな・・・
でもね・・・
どんどん増えていく原型師より、減ってきた腕の良い磨き職人や留め職人のほうが・・・
なんて、事を感じる今日この頃なのですが・・・
結局のところ、どこを目指すのかによって時間とお金の使い方は変えなくてはいけないはずです。
僕の周りには、ジュエリーCADがとても上手くても、大変そうな人もいますし、まだこの業界に入ったばかりなのに、景気が良い人もいます。
物事はトータルで考える視点を持ち、目的と手段をしっかり使い分けて、自分の時間とお金を割り振っていく事を考えていかなくてはいけないのです。
あふれる原型職人の中で、どんな原型職人を目指していくのかを考えていかなくてはいけないんだよね・・・
ジュエリーCADのデザイナーもこれからはどんどん増えていくはず・・・
どんなジュエリーCADデザイナーになりたいのかを考えていかないとね・・・
どんな・・・
が大切なんだよね・・・