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ジュエリーのデザイン画を原型にするという事。

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やっと、メンズジュエリー7月号の仕事が終わった・・・

でも、原型のできも良くクライアントに喜ばれると、忙しかった事が報われる・・・

僕らの仕事はいろいろな人達の手に渡って、お客様の手に運ばれる。

企画の人・・・

デザインの人・・・

そして、原型の人・・・

キャストや仕上げをしてくれる人・・・

決められた予算の中で、みんなが頑張ってモノが作り上げられる。

もちろん納期もね。

そして、やっと雑誌に載り、お客様に知ってもらえる。

それだけで終了ではなく、

売れた時に入れる箱や袋なんかもみんないろいろと考える。

それは、ほんの少し畑が違うけど、大切な事。

そこまで準備してはじめて、販売できる状態になる。

そこからは販売の人達の腕の見せ所。

本当にいろいろな人達の手に渡ってモノがお客様に渡る。

例えば、僕らがやっている原型製作。

商品を作るにあたり肝心要のところでもある。

一昔前だったら原型師なんていわれて、ジュエリー製造のモノづくり側の頂点にいた人達。

それが、今はジュエリーCADの普及により、だいぶできる人達が増えてきた。

まだまだ少ないかもしれないけど、どんどんCADで作っている製品が増えてきている。

実は、デザインの現場でも一昔前は同じ現象が起きてきていた。

手書きでデザイン画を描いていた人達が・・・

イラストレーターというソフトを使い始めて、精密なデザイン画があがってくるようになった。

どんな精密なものでもCADと一緒で描ける。

だから・・・

トラブルも起きる。

そのデザイン画は手で描こうが、イラストレーターで描こうが、立体になって、金属になるという事を考慮されていないケースがけっこうある。

僕も気軽にデザインを受けて、いざ、モノにしようとすると苦労する事がある。

絵どおりに作ると、金属にした時におかしくなってしまう。

とはいえ、金属にした時の事だけを考えると、デザインが変わって来てしまう・・・

そんな事を何回も打ち合わせをしながら繰り返して製品を作っていく。

そして、みんなで思いやりを持ちつつ、ゴールを目指していく。

妥協ではなく。改善。を繰り返す。

平面を立体にするって、どこかでだいたいギャップが出る。

特に、3面図をしっかり描いてくれる人に多かったリする。

上面から見た絵と、側面から見た絵が、つながっているようで、つながっていないなんて事もよくあるし・・・

1mmの地金の太さという指示が書いてあっても、デザイン画を図ると、0.3mmぐらいしか地金の太さを取っていない…なんて、しょっちゅう。

単純に、0.3mmを1mmに上げてしまうと、だいたいデザイナーさんがイメージしていたものと、違うなんて事になる。

でも、その繰り返しでいい原型師になってくんだろうね・・・

僕も、まだまだこれからだけど、成長していきたいと思います。

みんな頑張ろう。

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