さて、ベトナムのハイフォン行ってきました。
簡単にベトナムの事を説明すると、とにかく暑いです。蒸し暑かった。
空港につくと、現地工場の人がチャーターしてくれていた車が待ってくれていました。満面の笑顔で、ぬるいお水を渡してくれて車に乗り込みました。
最初の目的地は首都ハノイではなく、ハイフォンです。空港から車で3時間。意外と遠い・・・
走り出した車から外を眺めているとその国の背景がぼんやり見えてきます。車のグーレードや建物のつくりなどをみます。
街並みは、完全に発展途上で建築資材や建築重機がそこらじゅうにあって、まさに今、街をつくりはじめています。というイメージをうけてしまうぐらい、いろいろなものをつくっていました。
それと、地震がない国なんだな。と思いました。壁が薄くて、建物がひょろっと細いのに3階建て、4階建ては当たり前です。それと、色合いがなんだかカラフル。フランスに統治されていた時代のなごりなのか、建物の化粧具合もなんだかフランスっぽさが漂っているような、いないような・・・日本のように地震がきたら、みんなばたばた倒れそうな気がしたのは僕だけではないはずです。
あとは、バイクがとにかく市街では多いです。聞いてはいましたが、めちゃめちゃ多いです。3人乗り、4人乗りしているバイクも何台も見かけました。
ハイフォンの市街地は僕が今まで足を運んだ香港やシンガポールなどの街並みと少し似ていて、お店の前に椅子とテーブルがいっぱいあって、みんなのんびり、フォーやお茶などをみんなで楽しんでいます。いや、する事がないのか・・・
空港から車での移動はどきどきドライブでした。運転が荒いのか、なんだかみんなクラクションをぷーぷー鳴らし続けています。誰が何でどこに向かって鳴らしているのか分からず、僕だけまわりをキョロキョロしていました。もうずっとずっとぷーぷーなっています。
のちに分かったのですが、もうプープー鳴らすのが流行ってます・・・
現地のホテルについて、今回の最大の目的でもある、現地工場との業務提携をするかしないかの判断をする。という事をひかえ、現地工場の女性社長がディナーをセッティングしてくれていました。そこで登場したのが、すっぽんです。そういえば、43年間すっぽんを食べた事がない。一体全体どのような食べ物なのか・・・
と恐る恐る出てくる食べ物を食べさせてもらいました。
僕 「よく食べるんですか?すっぽん?」
社長 「はい、たまに・・・」
たまに・・・。という返答は僕の中ではめったに食べない。という事は、頑張ってもてなしてくれている。僕は、一所懸命明るく振舞いながら、水かきがついている、人の親指ぐらいあるすっぽんの手を笑顔を見せながら食べました。もちろん、味はおいしかったのですが・・・。水かきと爪が一本一本の指についているのが、リアルでした。
そして、楽しい食事を終え、ホテルに戻り朝を迎えました。朝起きて約束時間にロビーに下りると、既に現地工場の社長が既に待っていてくれて、工場に直行しました。
工場に入ると、御徒町や甲府の工場に比べてもかなり清潔感がある部類に入ります。そして一番驚くのは年齢の若さです。みんな若い!!
平均年齢は絶対に20台のしかも中盤ぐらいなのでは・・・というぐらいみんな若いです。
43歳の僕がいっきにおじさんっぽく感じます。(日本では若造扱いなのに・・・)
レーザー溶接機や大型メッキ装置。キャストの設備などを見せてもらいました。
本当は撮影禁止の場所なのですが、今回の目的でもある業務提携の話をしっかりと説明をしたところ、みんなに安心感をもってもらいたい。という事で、写真撮影の許可もおりパシャパシャ写真を撮らせてもらいました。
そして、社長であるハンさんからベトナムの現状。
今までの仕事の内容。
上がってきているクオリティーなど、数々の説明を受けました。
中国からシフトし始めている数々のものづくりの原因や海外工場を各社が作り上げている理由などなどいろいろな話をしました。
僕が、ベトナムに行く事にした理由は次回か書こうと思いますが、今回のベトナムのハイフォンに足を運んで感じたことは。
改めて、ジャパンクオリティーって何?という事でした。有名なジュエリーメーカーの工場が中国やタイ、そしてベトナムにたくさん出来ています。あえて名前はあげませんが、あそこの会社もベトナム生産。ここの会社もベトナム生産。まさか、あそこも・・・。やっぱりここも・・・。
という感じで、大きな有名な会社であればあるほど、海外生産です。
QCって言葉があります。クオリティーコントロール。まぁ品質管理です。
ここさえ、しっかりしておけば、ジャパンクオリティーという事ですね。検品のレベルをジャパンクオリティーにするということです。
実際の製造はアジア各国の若者達です。しかも世界中から仕事が集まってきています。
仕事の量が多い。という事は、ガンガン成長している。という事です。
まぁ、長くなってきたので、続きは次回にしますね。