まぁね。
学校をやっているとね。
求人募集を張らせてください。との依頼がきますよね。
学校を卒業した後に就職先を斡旋するのはよくある学校の仕事というか、生徒の要望というか、学校が提供したいサービスのひとつなのかもしれません。
だけどね。確かに求人依頼をラヴァーグに出してくれる企業様には感謝をしています。
なぜなら、それを求めている人も少なからずいるからです。
でも、実は求人票を埋めて、ラヴァーグの求人の掲示板に張り出してもそんなに簡単に人は御社にいきません。と僕は言うようにしています。
いまの若い人達はあまり物欲がない・・・。なんていう話を聞いた事ありますよね。
モノよりも、何を求めているのか・・・
やりがいや、自己実現や、自己の成長?
まぁ、人それぞれですが。
人が辞めていってしまう様な企業には僕を含めて先生達は求人票は張り出しても、その辞めてしまった原因がはっきりしない会社にはあまり面接に行く事すら勧めていません。
僕は、求人募集をしてくれている担当者になるべく柔らかく伝えている事は。
御社に入ったら、どんな成長ができるのか・・・
御社に入ったら、どんな未来が描けるのか・・・
僕達の学校は就職率にこだわっていません。
就職しても、幸せな生活を送る事ができない会社もまだあるからです。
単純に就職率だけを捕らえてしまうと、入社はしたけど、辞めてしまった・・・。なんて事が多発します。
学校の進路相談担当の評価システムが就職率だと。就職させる事が目的になってしまい、生徒達の本当の未来の形を考える事が少なくなってしまうケースも多いそうです。
社員を働かせてやっている。採用してやっている。お給料を払ってやっている。
という会社や経営者もまだまだ多いです。
でも、もう本当は違う世の中に少しずつなっていっているのです。
僕の先輩に流通業を行っている人がいます。
一昔前だとトラックの運転手。なんていうと職業的には肉体労働で社会的にはあまり評価をしてもらえない職種だったと言ってしまったら,怒られてしまうかもしれませんが・・・
体力的な負担の割にはそんなにお給料は・・・なんて事も。
でも、今は違うんですよ。
お給料も高いんです。
僕が聞いた話では、時給2000円だしても採用したい。
というような職種に変わっているのです。
Amazonnなどで通販を利用する人が爆発的に増えているので、流通の最先端である運転手の需要は爆発的に伸びているんです。
荷物を運ぶ依頼があっても、旧態依然とし昔ながらの評価しかしてくれない会社には人の採用はぜんぜんできないんだそうです。
雇ってやっている。というスタンスではなくて、働いてもらっている。
働いてもらっている。というスタンスを会社や経営者が持たなくてはいけない時代になっているんです。
僕はラヴァーグに入学する生徒達はある一定のスキルを既に身に付けていますよ!と採用の担当者に言います。
宝飾業界で既に働いているのに、会社がお金(学費)を出してくれないから、勉強をしたほうが良いと分かっているのに、勉強しない既存のスタッフと。
この業界でま働いていない。もしくは働いているけど、自己実現や会社での評価を上げていく為に、自分でお休みの日を使い、自分の大切なお給料を学費にあてて学んでいる人材。どちらを選ぶと会社は成長すると思いますか?
と・・・聞きます。
答えは必ず後者を選びます。
しかし、そんな優秀な人材を御社は本当に幸せにしてくれる仕組みがあるのですか?
とも聞きます。
人を人として成長させてくれる会社じゃないと、僕達も大切な人材を紹介する事はできません。
雇ってやっている。
面接してやっている。
そんなスタンスの会社には、少なくともラヴァーグの生徒は紹介してあげないようにしようと思っています。
心配しないでください。
そんな優秀な子達は、すぐにちゃんとやりがいを持たせてくれる。人を大切にしてくれている会社が採用してくれるので。
生意気な話ですが・・・
大切な生徒達ですから。
そんなに簡単に、ご紹介はできないんです。
優秀な人であればあるほどね・・・