5月の中頃の話ですが、スポーツ医学の専門家でもある。辻秀一先生に会う機会があり、その時の話に妙に納得してしまったので、昨日は学校はもともとお休みでしたが、久しぶりにお店も閉めて、スタッフみんなでバーベキューに奥多摩まで行ってきました。
フルパワーを発揮する。
というか、実力を出す。
実力を出し切る。
為にはどんなマインドが必要なのか?
という話があり、メンタルトレーニングの重要性を聞いたからです。
そもそも、自分が明るく元気で前向きな時には実力が発揮されやすく、暗くて後ろ向きで不安な時には実力は発揮出ない。
それは自然に納得ができます。
しかしながら、人間はそんなに強くなく、起きてしまった事を後悔して落ち込み、おこるかどうか分からない未来の事を考えて不安になり、落ち込んでしまいがちな生き物です。
精神を強くもって、何事もプラス思考に考えよう!という話も分からないでもないのですが、なかなか上手くいきません・・・
僕も自分の人生を振り返って、メンタルが強い時期もありますが、弱い時期もありました。
特に最近は景気が上向きなんて話をすると、渡しの所はまだまだです・・・なんて元気がない目で話している人もいたりします。
僕が辻先生の話に妙に納得してしまったのは、過去に起きてしまった事はもう取り返しがつかないのに、そこでくよくよしていると、今この瞬間は実力は発揮できていない。
未来の事は誰にも分からないのに、起こってもいない未来を心配して不安になっていては、今この瞬間は実力は発揮できていない。
今、この瞬間に自分の実力を発揮できていない人が、ビジネスやプライベートで幸せになれると思いますか?という質問に僕は実力以上の評価は望んでいないが、せめて自分の実力は評価してもらいたい。
と思っている自分に気がついたりしたのです。
僕は自分の実力を出し切っての結果なら多くの人が受け入れる事ができると思っています。
それは僕も同じです。
不安で楽しくない時に実力が発揮できるわけがない。
そんなシンプルな事をポンと忘れていました。
そこで、ぼくはうちのスタッフが実力をだせる職場にしたい。と考えました。
多くの人に感動を与えて共感をしてもらってこそ、そこにお金は集まってきます。(お金を集めようとしている人にはお金は集まってきません)
お金を持っている人は、多くの人を感動させたり共感させたりした結果お金が集まっているのです。
僕も1人の人間として、多くの人を感動させて共感させる事ができる人間になりたいと思っています。
その為には自分の実力、いやそれ以上を発揮し続ける必要があります。
そして、それはうちのスタッフみんなもそう思っているはずです。
ので、みんなが明るく前向きな時間を増やす。というのが最近の僕の社長としての仕事だと思い始めています。
ですが・・・
どうしたらみんな会社にいる事が前向きで楽しくなるのだろう・・・
と考えたのですが、色々な人が働いているので僕が勝手に決めない方がいいだろう・・・と思い。
みんなで、なんか楽しくなっちゃう事を会社でしよう!という会議をおこなってみました。
僕は会議に参加しなかったので、後から聞いた話ですが、筋トレやヒッチハイク、トランプやボーリングなどいくつかの意見が出たのですが・・・
最終的にはみんなで釣りをしながらバーベキューをする。という事になったそうです。
厳しい事を言わなくてはいけない時もあるけど。職場は常に実力を発揮できる場であってもらいたい・・・
その為には楽しい時間をまずは増やす。
という理由で、昨日は奥多摩で過ごしてきました。
11時前に現地につき、渓流の沢にいつものキャンプ道具をドーンと持ち込みました。
駐車場から川までは細い道を下りて行くのですが、下りた先には気持ちいい川の流れと、奥多摩の緑が広がっていました。
僕はお気に入りのローテーブルとお気に入りのローチェアを川に向けて広げて、前日に東急ハンズで買ってきた、割れないワイングラスとシャンパングラスを並べ、とっておきの赤ワインといただきもののシャンパンを川の音を聞きながらみんなで飲む事ができて満足しました。
それと、鱒(ます)っておいしいですね。
みんなが釣ってくれた鱒を井上君とアニーが捌いて塩焼きやホイル焼きにしてくれました。
内臓をとった鱒のお腹の中には玉ねぎやシイタケが詰め込まれていたので、なんだか野菜の甘い香りも鱒のお肉を美味しくしてくれていたのかもしれません。
辻先生が言っていた実力を出せる環境について、いろいろと考えつつも定期的にこういう時間を作っていければと思う昨日の奥多摩でのひとときでした。
ちなみに、辻先生はいろいろと本を書いています。アマゾンで“辻秀一”を検索するといろいろとでてくるので、メンタルトレーニングについて興味がある人は読んでみて下さい。