取り扱ってくれる。
それだけでも嬉しいですよね・・・
僕も最初はそうでした。
自分の商品を気に入って扱ってくれる。
感謝だし。
嬉しいですよね。
最初はそこからスタートで良いと思います。
ただね・・・
作り手の気持ちは今回はおいておいて。
取り扱ってくれる小売店の気持ちを少し考えてみると、ほんの少し自分達の足りない所が見えてきます。
今、僕達のブランドのプアアリは全国で十店舗になりました。
最初から僕達を育ててくれたお店もあれば、僕達が成長するのを待ってから取り扱いを始めてくれたお店もあります。
そして、僕は取り扱ってくれる店舗のスタッフにはほとんど会って、色々な要望や改善点を聞かせてもらっていると。
本当に、作る側の気持ちと売る側の気持ちが違う事に気がつきます。
また、クオリティーが高いお店であればある程、高く厳しい基準を持ってお客様に接しているので、当然ながらメーカーの僕達も同じ高さのハードルを飛ばなくてはいけません。
ただ・・・
本当に気がつかせてもらったり、成長をさせてもらう事ができるのです。
メーカーを成長させてくれる小売店。
小売店というより、店長を含む接客スタッフ。
お客様に対するまっすぐな気持ちを僕達メーカーサイドに投げかけてくれます。
そして・・・
出来るお店の共通点といっても良いかもしれません。
メーカーサイドの視点でもなく、販売サイドの視点でもなくて、お客様サイドの視点を持つ事が出来ている。という事を強く感じます。
素人だから・・・分からないだろう・・・。
というスタンスではなく。
よく分からない人達にもいかに思いを伝えるのか。
あいさつの仕方。
服装。
持ち物。
ガラスの曇り。
全てに意識を届かせているそうです。
そんなお店に扱ってもらいたい。
と思い人達も多いはずです。
どうやったら?
何をすれば?
と最近は聞かれます。
いろいろな条件がありますが、まずは自分達でしっかり自社のブランドを成長させるスタンスというか、道筋に気が付いている必要があります。
小売店の各店舗は一カ月単位や一週間単位で店舗のノルマがあったりします。
そして、そのノルマはひとりひとりのスタッフにも割り振られている所が多いです。
販売スタッフの人達の思いは・・・
お客様に既に喜ばれている商品。
既に売れている商品。
このような商品を扱いたい。
という気持ちがあるそうです。
売れない商品を売る事は難しい。
当然です。
力があるお店であればある程、予算に対する達成意欲はとても強いので、少しでも力がある商品を扱いたいそうです。
ので・・・
最初からどこか良い所が扱ってくれないかな・・・
と探し続けている人達は、まずは自分のブランドの集客力を考えてみるとなんとなくわかってきます。
集客できるブランドであればあるほど、力のあるお店は扱いたくなるという事です。
逆にノンブランドで何の実績もない状態では集客力がないので、扱いたくはないそうです。
お互い、力があるメーカーの商品や力のある販売力を求めている。
という事です。
僕はメーカーサイドなので自分自身がお店を開いて約8年。
あと2年で10年です。
どうすれば、信用の高い小売店に取り扱ってもらえるかがやっとここ最近形になってきました。
そして、形になった理由はと聞かれると。
やはり、自分達の力で自分達のブランドを時間はかかりましたが成長させてきたからだと思っています。
8年間。
いっぱい遠回りや無駄な出費を繰り返した結果ですが。
やっとです・・・
8年かかってしまいましたが。
その経験をこれからの生徒達に伝える事ができるようになったので。
良しとします。
8年もかける必要はありませんが。
どのように成長をして、努力をしていくのかを定めて時間を積み重ねて行けば、少なくとも僕達の所ぐらいにはたどり着けるはずです。
2年。
2年後ぐらいには、新しいキャッシュポイントが作り手の人達も持つ事ができていれば・・・
消費増税後のマーケットの落ち込みに巻き込まれない積み重ねを始める事を応援していきたいと思っています。
それもこれも、まずは自分達の足元をしっかり固める所からしっかりやっていこうと思います。