という質問をされた。
さて、そう言われてみると・・・
3Dプリンターが話題になっているが・・・
いったい全体どこでどのように使われているのか・・・
設計・製造ソリューション展では、プロダクト系の出展社が多く、とても信じられないぐらい混みあっていた。
試作品は分かる。
プロダクト系での、大体のデザインを確認する。
建築系で注文住宅を3Dプリンターで出力する。
これも分かる。
でも、各小学校に1台3Dプリンターを置く。
というオバマさんの話ではいったい何を子供達がする為に置くのか。
ポイントは見かけは色々な素材感を出せるけど、実際は見かけだけなので、ゴムはゴムっぽく見えても、ゴムではないので、ぐにゃっとはしない・・・
ステンレスはステンレスぽく見えても、ぽきっと折れる。
デザインのだいたいの確認をするのであれば、どんどん出てくる低価格造型機でいいのかもしれない。
でもね・・・
デザインを確認した後。
実際に大切なモノにして行く為には、ただ出力するだけでは足りない。
例えば、僕達の業界。
3Dプリンターの活用方法の典型的な例をしっかり作り上げている。
プリンターで出力して。
様々な金属に鋳造や切削をする。
それを磨き、石留めなどをして、仕上げる。
そして、大切な人に温かい思いを伝える。
3Dプリンターが流行る何年も前からそれをやっている。
3Dプリンターがあっても、3DCADができないとね・・・
という話も聞こえてくるが・・・
3DCAD自体は全然難しくない。
そもそも、難しいものを作ろうとするから難しいのであって。
普段身につけやすいものを・・・
普段プレゼントしやすいものを作る分には手作業よりもかんたんなのである。
だから、今では多くの宝飾関係の会社がCADを導入している。
CADを難しいものにしてはいけない。
と僕は思っている。
CADで仕事をしている僕自身も自分のスキルは高く評価してもらいたい。
でもね・・・
高い技術よりも温かい心がモノづくりには必要だと思う今日この頃です・・・