ジュエリーCADを身に付けたいという人が増えてきた・・・
昨日も、僕からしたら、とっても偉い人がラヴァーグに来て、宝飾業界の未来を一生懸命僕に教えてくれた。
共感できる部分もたくさんあった・・・
あんなに年配の方が一生懸命、宝飾業界の未来について熱く語るのを久し振りに見た・・・
こんな人もいるんだな・・・
でも・・・
やっぱり、僕らの世代の未来は誰かが切り開いてはくれない。
誰かが引っ張ってくれると、確かに楽なんだけどね・・・
今、ギラギラ光りたい・・・
今、安心できる未来を感じたい・・・
そんな、今を生きている人達がたくさんいるはず。
僕も、その1人。
だから、頑張る。
今日は、造形について。
ラヴァーグには、造型機が1台ある。
ローランドの切削機だけどね。
それは・・・
すごく役に立つ。
実は、僕はCADで山のようにたくさんの失敗をしている。
たくさん、お金も損した。
たくさん、時間も損した。
何でかというと・・・
CADを始めた頃、造型機なんか持ってなかった。
だから、お金を払って、CADのデータを造形してもらってた。
だから・・・
造形物があがってきた時に、悲しい思いを何度もした・・・
コンピューターの画面では、厚く見えたのに・・・
薄い・・・
コンピュータの画面では太く見えたのに・・・
細い・・・
コンピューターの画面ではふっくらしていたのに・・・
平べったい・・・
なんで、そんな事が起きるかというと・・・
CADはとっても、大きく拡大して見るから。
すみずみまで良く見えるから・・・
実物の0.5mmが、CADの画面上では1cmぐらいで見るから・・・
20倍もの倍率で見るから・・・
僕以外のジュエリーCADを仕事にしている人の誰と話しても、同じ経験をほとんどの人達がしている。
例えば、ブローチ。
ふっくらしたブローチを画面上で作るなら・・・
大げさなぐらいふっくらさせておくと、造形して形が案外普通に見える。
でもね・・・
画面上でふっくらしてるなぐらいだと・・・
平べったいものが造形ででてくる。
このギャップはなかなか、口で言っても信じてもらえない・・・
「ふくらませすぎじゃないですか?」
「大丈夫です。」
そんな会話はクライアントと何度もした・・・
造形・・・
どんどん、みんなにしてもらいたい・・・
だって、失敗してもらいたくないから・・・
本当の現場に行ってから・・・
本当にお客さんが増えてから・・・
でもね・・・
造形って、お金がかかるよね・・・
気軽には造形できないよね・・・
でも・・・
実物と画面のギャップは早いうちに経験してもらいたい。
あんまり、損をして欲しくないから・・・
せっかく取れたクライアントの信用を落として欲しくないから・・・
僕がした損、僕がした失敗…ぐらいなら教えるので・・・
画面とのギャップを頑張ってみんな埋めてね。
そういう視点でローランドの切削機は便利。
出来ない事もあるけど・・・
ギャップを埋める事はできるから・・・