昨日は僕達のブランドである“プアアリ”の販売研修で僕が朝から取り扱い先に行きました。
いつもは朝9:00過ぎに自宅を出て車で恵比寿まで向かうのですが、昨日は取引先が車で運転して行くのには大変な距離だったので、電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、3時間の旅。
ついた駅からバスを待つ事20分。
東京はバスや電車はバンバン来るのに・・・
そういえば、僕の実家も一時間にバスは3本ぐらいだったような・・・
雨がしとしと降る中待つ事20分、やっとバスが来ました。
スイカが使えない・・・
整理券というか、乗った場所を示す番号札みたいなものをとる。4番と書いてありました。
そこから、バスに揺られて20分。
バスの中から車窓を楽しもうと思っていたのですが、昔のバスだからか・・・
窓は真っ白に曇っている・・・
運転手の目の前だけ曇っていない・・・
なんだか子供の頃を思い出します・・・
結構な時間をかけて、たどりついた場所は空がとても広い場所に、突然どーんと現れる商業施設。
その中の一画を目指します。
受付の人に僕が目指している店舗を伺い、少し小走りで向かいました。(バスが予想以上に来なかったので、約束の時間を少し超えてしまっていたからです。)
お店を見つけて中に入り、「ハワイアンジュエリーのプアアリの松尾です!」
と言うと、店長さん達に素敵な接客ルームに案内されて3名のスタッフが集まってくれました。
エリアマネージャー・店長代理・主任さんでした。
みんな若い・・・
僕がとても歳をとったような気になります・・・
まだ41歳なのに・・・
僕の話が始ります。
3人と少しずつコミュニケーションが取れてきます。
いろいろな話をすると・・・
なんだか、僕は3人の人達が好きになっていきます。
そこで、ふと店長代理がいつもお客さまに対して言ってしまう言葉がある。
という話になりました。
それは・・・
お客様のほにゃららに関わる事ができて、本当に嬉しいです。 (ほにゃららは便利な言葉です・・・)
といつも思っているそうです。
単純にこのブログで文字にしてしまうと伝わらないとは思いますが。
僕は、その店長代理と2時間いろいろな話をしました。
見た目も、声も分かっています。
少し、言葉が地方の言葉だったりします。
この人は、本当にそう思っている。
本当に、関われて嬉しいと感じている。
だから、いつもその思いがあふれて、その言葉が出てくるのだろう・・・。
僕は店長代理の印象がとても好印象でした。(他の人達もみんな好印象でした。)
こんな地域で、こんな立地で、はたして指輪が売れるのか?と疑問に思っていた時期もあります。
銀座や青山じゃないとだめなんじゃないのか・・・
と思っていた時期もあります。
でもね・・・
昨日はその考えが吹き飛びました。
もし、僕の大事な事に一緒に関わってくれて、セールストークではなく、本気で喜んでくれるような人がいるのであれば、僕は銀座や青山ではなく、その人から指輪を買いたいと思いました。
場所よりも人だ。
今日の朝のミーティングの後、ショップのスタッフ達にも昨日の感想を伝えました。
場所よりも人だよ。
こんな人から買いたい。
そう思われるような生き方をしていってもらいたい。
もちろん、僕もそうありたいと思った、昨日の出来事でした。
今日は朝から7組分も僕に彫られるのを待っているそうです。
がんばって、丁寧に仕上げていきたいと思います。