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私のWebサイト by松尾塾

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たくさんのお問合せをいただきありがとうございます。

もう定員オーバーになってしまったので、今日と次回の一般受付は終了させてもらいました。

ありがとうございます。

という事で、いろいろとアドバイスもありますが、今回の講座を行っているうえでふと気がついた事があります。

職人頭と営業頭という考え方。

構造的に、日本の宝飾産業というかモノづくりは大きなメーカーやブランドであればある程業務は細分化されています。

そして、それぞれのセグメントにあったスペシャリストが必要になってきています。

そんな中、多くの人達の目的を到達させる為に就職というプロセスが時間や知識をたくわえる為には必要になってきます。

そして、その就職というプロセスの中には少しでも大きくて立派な会社に就職したいというニーズがあり、親や周りの人もそれを望んでいたりもするし、学校としても有名な会社に就職させる事が自慢なので、みんながそこに就職しやすい教育カリキュラムになっていきます。

そこで、ひとつの問題が発生します。

やっぱり問題という訳ではなくて、そういう仕組みでそういうニーズがあったと言い換えます。

多くの専門学校が入学案内に記載している就職率。

お金を出す両親からしてみれば当然の指標です。

しかも、大手であればあるほど安心です。

その大手に就職しやすい教育ロジックが構成されてきます。

それが最高。という感じに・・・

そうすれば仕事が取れる。そうすれば就職ができる。

そんな感じです。

繰り返しますが、できれば大手の仕事が欲しい。大手に就職したい。

大手のメーカーはそれぞれのスペシャリストを揃えて商品作りを行っているので、彫金教室や専門学校の卒業生に求められてきたスキルは、企画やデザインに沿ったものを正確に早くできるスペシャリストを欲しがる傾向があります。

その為、ジュエリーメイキングのスペシャリストを養成するのがジュエリースクールという位置づけになるのは当然です。

求められているのは、言われたものを正確にクオリティーをあげてスピーディーに作り上げる職人です。

マーケティングのスペシャリストは大学などでマーケティングの専門スキルを身に付けたスペシャリスト。

企画・デザインはクリエイティビティが高いセンスと企画力がある企画部。

最近では外注してしまうケースも増えてきました。

販売は販売経験の豊富な中途採用。

そんな仕組みの中に就職させる為にはモノづくりのスペシャリストを養成してくれる仕組みが必要だったのです。

どんな要求にもこたえられる技術力がある人材を育成する。

ありきたりのものを作るばかりではなく、どんなデザインも作り上げられる職人が必要だった。

という事なのです。

当然ながら職人に求められているのは技術・モノづくりです。

それでいいのです。

しかしながらこれから自分のブランドを作り上げていきたいという人達には頭のスイッチをほんの少し変える必要があるのです。

モノづくりの向きの話です。

一般的に学校教育ではオリジナリティーがあるものをつくりましょう。依頼されたものを正確につくる技術を身につけましょう。

とモノづくりからスタートしていきます。

だけれども実際の現場ではモノ作りは一番最後なのです。

まずは、マーケティング(市場調査)。

どんなニーズが世の中にあるのかをその道のスペシャリスト達が調べていきます。

その情報をもとに、企画を練り上げていきます。ターゲットや価格帯など。

販路やセールスプロモーションなども決めていきます。

プロモーションに使うタレントや商品のコンセプトも練り上げていきます。

そこら辺がぼんやりと固まってきて、その情報をもとに、その企画に沿ったデザインをデザイナーが考え始めます。

いくつかのブラッシュアップの行程をへて、サンプルアップが開始されます。

このサンプルアップの段階になってはじめてモノづくりのスペシャリストの登場です。

デザイナーのあげてきたデザインを量産していく為には・・・

強度は・・・

生産工程などをモノづくりのスペシャリスト達は考えてつくりあげていきます。

小さな工房や小さなブランドではひとり二役も三役も行っているはずですが・・・

大きな、あこがれのブランドであればあるほど、スペシャリスト達は細分化されています。

ここで、今回のポイントです。

モノを作ってからどうやって売ろうか?

というモノづくりが最初の考え方でやっている会社はありますが、多くはないという事です。

こういう企画を立てて、こういうセールスプロモーションをして、こういう販路で、こういう人達に、モノを売ろう。

その道筋が決まってから、モノづくりのスタートをしている所が多いのです。

もし、1人で最初ははじめようと思っていたり、1人で始めるしかない人は、今まではモノづくりスペシャリストのスキルを養成していたと考えてください。

しかし、モノを売るという事をすべて一人でやるのは、企画の頭、セールスプロモーションの頭、営業の頭、デザイナーのスキル、そしてモノづくりのスキルが必要になってくるのです。

逆に営業頭の人が一番苦労して欲しがる能力はモノづくりのスキルだったりするものです。

長くなりましたが・・・

売れるものを作るというのは、モノづくりからスタートするのではなく、多くの人のニーズを確認する事から始めて見る事をお勧めします。

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