7月に入ると、早いところではクリスマスシーズンの商品企画が動き出す。
まだ、サンプルアップの段階だけど、もう動き始めているところもある。
だから・・・
忙しい・・・
毎年、何か新しい企画の商品を出していかないと・・・
お客さんというより、販売している人達のモチベーションが上がってこない・・・
どういう事かというと、いいデザインと言われると、けっこう難しい。
いいデザインの指輪・・・
考えるのは難しいでしょ・・・
でもね・・・
僕が、良く言うことだけど、売りやすいデザインというのはあったりする。
販売の子達がお客さまに説明しやすい企画が乗っていたりする商品。
要は、お話がしやすいデザイン。
一番簡単なのは、新商品。
例えば、こんな感じ・・・
店頭で、お客さまが店員さんにこんな質問をしたとします。
「どれがお勧めですか?」
こんな質問をされると、結構困る・・・、だってその人の趣味趣向なんてわかんないもんね・・・最初じゃ。
だから、お勧めの理由を新商品。という事にすると、だれにでも無難に進められる。
「こちらは、今年の夏の新作なんですよ~」
なんて、お話ができる。
というように、販売の人が売りやすい企画を立ててあげることが大切だったりするのでした。
売れるデザイン・・・
ではなくて・・・
売りやすいデザイン=お話がしやすいデザイン
というように、店頭で、販売の人とお客さまとが、コミュニケーションを撮れるような企画をデザインやコンセプトにのっけていく事が、僕は大事なんじゃないかな・・・と思っています。
もちろん形状でも新しいものを提案していくことは出来るけど・・・
けっこう困るのが、「まかせます・・・」
みたいな一言。
こんな風に言う人は本当にまかせてくれるのか不安になる。
確かに、まだまだCADで何ができるのかはみんなは知らない・・・
例えば、裏抜き。
通常は、ワックスでも地金でもリューターなんかを使って、がりがり削る。
だから、裏抜きのテクスチャーにはそんなに大差がない・・・
でも、CADだと裏抜きをデザインすることもできる。
表面の磨くところは、磨いて残るという事を意識しないといけないけど・・・
裏抜きの部分は基本的にはバフを徹底的に当てたりはしないから・・・
うっすらとでも、模様を入れてみると、結構残る。
裏抜きの抜いた部分にうっすらとブランドマークをルイヴィトンの模様のように入れる事も簡単にできる。
そんな事もCADの可能性だったりする。
手作りの代替品ではなく、CADだからできるデザイン。
CADじゃなきゃできないデザインなんてのも、新しもの好きのクライアントには要求されるようになってきた。
CADじゃなきゃできないデザイン・・・
頑張れば手で出来るけど・・・
頑張った人がいないような事?
うーーーん。
そんな事に毎日頭を悩ませていたりするのでした。
CADじゃなきゃ出来ないことね・・・
・・・・・・・
・・・