が登場します。
国内発表はもうちょっとですが・・・
スイスのバーゼルで発表されたローランドのJWX-30という切削造型機です。
切削の刃の軸は1軸ですが、両面切削と、回転軸切削が両方できる切削機です。
まずは両面切削でリングなどの両サイドを彫ります。そのときに、回転軸に取り付ける為の、サポートも彫り出されます。
そのサポートごと、回転軸に設置してリングの外周部分を彫り上げていく感じになります。
この切削機の新しい所は、機械にCADソフトとCAMソフトがバンドルされているところです。
今までの、販売形態だとソフトウェアとハードウェアは別々でした。
そもそも、CADソフトとCAMソフトですら別々でした。
それが、ハードウェア・CADソフト・CAMソフトの3つを合わせて販売するという新しい販売形態になりそうです。
金額はユーロベースで200万を切ってきた値段なので、かなりの価格破壊なのかもしれません。
もちろん、ソリッドスケープのインクジェットやエンビジョンの光造形に比べるとまだまだ足りないところはありますが・・・
かなりのデザインが可能になるはずです。
これから、切削造型機の購入を考えている方は頭の片隅においておく価値があると思います。
ソフトウェアのスペックに関しては現在ラヴァーグでも検証中です。
基本的には、サイトを見る限りではライノセラスベースのソフトウェアです。
もっと言うと、ライノゴールドとインターフェースは同じと言ってもいいぐらいです。
ちなみに、ローランドのソフトウェアの名称はローランドJewelStudio(ジュエルスタジオ)という事です。(サイトにそう書いてあります)
ライノゴールドとの違いは現在検証中です。
まぁこれ以上の情報はもう少しお待ちください。
今回の企画は僕的にはとっても画期的な事件だと思っています。
今年のIJTでも新しい光造型機がでてきたり、今回のローランドもあまりやる気を感じなかったメーカーなのに・・・
ジュエリー用の専用機を開発してきた事が嬉しかったりします。
厳しいジュエリー業界から離れていく人達が多い中で、この業界を向いて機械を開発してくれた事が僕はとても嬉しいです。
ぼくも、この業界はまだまだやれる力があると思っているし、違う業界の人達がこの業界を見てくれている事が励みにもなったりします。
まだ、やれる!
そう思っている人達がまだまだいる事が励みになります。
僕も、強くそう思っている1人でもあります。
いつも、どうしたら良くなるんだろう・・・
どうしたら・・・
そんな事を考えていると、そりゃ、簡単に答えは出てきませんが、僕の中で今回の事はとにかく嬉しい事件という事でした。
もっとみんなに伝えたい事はありますが、今回はこれくらいにしておきます。
みんな頑張ろうね。