新年あけましておめでとうございます。
羽田を使ってホノルルから戻ってきました。
忙しい年末年始を送ることができました。
年末年始の時間を使ってまた、いろいろな人に会う事もできとても良い時間を過ごす事ができました。
今年は去年より自分の時間を作る事ができたので、いろいろなハワイアンジュエリーショップを見て歩く事ができました。
意外と驚いたのが、ロイヤルハワイアンセンターに立派なフォーエバー21が出店していた事です。
実は、はじめてフォーエバー21の店内をゆっくりみてきました。
メンズもあるんですね・・・
ハワイの中心でもあるロイヤルハワイアンセンターにあの規模を出店する販売力に驚きます。
アパレルって・・・
衣食住の衣ですものね・・・
当然のように全方位マーケティングを張っています。(価格帯ではないですよ)
ここと僕達の業界は戦っていかなくてはいけないんですよね・・・
と思いながらいろいろと見てきました。
それでふと思った事は価値基準がどこにあるのか。
という事です。
例えば、僕がいままで大切に思ってきた事は、ジュエリーのモノづくりをしてきた人以外にとってはあまり価値が無い事であったりあする。
という事をいろいろな場面で感じる事があるとは思います。
もっと、簡単に考えたほうがよい事を深く追求する事に価値があると勘違いしてしまうケースも多々あります。
それは、僕の生徒たちともそんな話をする事があります。
ジュエリーメイキングにたずさわりはじめると、ジュエリーを見る目が変わってきます。
磨きにくい所をしっかりと磨いていたり、大きいものより小さいものの方が作るのが大変だという事がわかってきたり・・・
いろいろな価値基準ができてきます。
しかしながら、実はそれはジュエリーをつくりはじめてから、その事がどれだけ大変かというと事を理解し始めてからのポイントだったりします。
その基準をどのベクトルの人が必要としているかを少し考えてみました。
当然、下請けの技術者となり、様々な業者からの加工の依頼を受けていくのであれば高い能力が必要になり、そこを重要なポイントとして目指していきます。
そして、多くの技術者はそこを自分自身の価値としてプライドを持って仕事をしていることと思います。
僕も、まだまだだと自分では思っていますが、ラヴァーグの講師としての面もありつつ、プアアリの職人としての仕事もしています。
実はプアアリの商品にはいくつかのレベルがあります。
ファッションジュエリーとしてのラインやブライダルジュエリーとしてのラインに分かれていたりします。
また、フルオーダーのお客様にもいろいろと対応をしていたりもします。
お客様のご予算にあった仕事をしていたりします。
例えば、高い品質のジュエリーを求めているお客様には、メレの石留めひとつでもピース800円の加工賃を払わなくてはいけない所に出していたりします。
ご予算をおさえたいという人にはピース100円でとめてくれる工場に出したりもします。
ちなみに、シルバーのラインは自社内スタッフがほとんど石留めをしています。
大切な中石を留める場合などは保険などをしっかりとかけてくれているところに依頼をしたりします。
その為、とても高い金額にはなりますが、それはお客様のニーズに応える為に当然の経費だと思って使い分けています。
ハワイアンジュエリーに関してはほぼ100%自社工房での生産をおこなっていますが、それ以外のハイジュエリーなどは原型製作までを自社で仕上げは外注業者と打ち合わせをしながら進めていくことも多かったりします。
というように、正しい情報を適切に選択をしていく能力が実はとても経験とつながりが必要な事だったりします。
俺が一番。
という事を教えてくれる人もいますが、僕自身得意な所と不得意な所があります。
しかし、自分が特異だと思っていてもまだまだなところもあったり、不得意と思っていても意外といけていたりする事もあったりします。
たぶん、多くの人がそんな事を感じながら仕事をしているとは思います。
情報を選択する。
実はこの能力は簡単には身に付きません。
できれば、多くのところに足を運び、比較して自分自身でいつか判断する事ができる能力を身につけてもらいたいと思っています。
例えば、最初からラヴァーグという学校しか見ていないという人も来てくれますが・・・
やっぱり、多くの教育機関の講師の人と話をして比べてもらいたいと思っています。
いつか、自分自身で判断する事ができるようになる為には、ほんの少し情報を自分自身で集め、選択する。
その上で、人のアドバイスにも耳を傾ける。
そんな情報選択をしていくことをお薦めします。
正しい情報を持っていれば、しなくても済む苦労をしないで済む事が必ずできるはずです。
なるべく、しなくても済む苦労はしないほうがいい・・・
という事を考えながら今年のスタートの挨拶としていきたいと思います。