少なくとも、ラヴァーグという教育機関は就職を目的には現在してきていない。
最近、学生からの入学も増えてきているけど。
昔は専門学校や大学などでも就職率という指標に重きを置いていた。
だから、色々なところで就職率というものさしを見ている。
ただ。
厚労省が発表している離職率にも目を向けてもらいたい。
せっかくいい会社に入社する為に、いい高校に入り、いい大学に入り、いい会社に入ったはずなのに、大卒でも3年以内の離職率が4割近くもある。
中卒は7割。
高卒は5割。
との事。
この数字から見ても就職してからが本当の勝負が始まるという事を忘れないでもらいたい。
離職理由は色々あると思うが、やはり必要とされる人間には良い待遇がまっているし、未来もみえてくるはずだが、そうではない人間には不安がつきまとう。
どうすれば、会社に必要とされるのか・・・
どうすれば、社会に必要とされるのか・・・
突然、親の庇護からはずされて、自分の腕一本で生きていかなくていけない感じになる。
だから、学生から社会人という区分けがある。
ワーキングプアなんて言葉も一般的になってきた。
就職しているのにプア(貧しい)という事だ。
こうなってくると、完全に就職という事はゴールではない。
どんな会社に就職して、どんな仕事をして、そしてどんな成長をしているのかという事が重要になってくる。
もっとも大事な事はどんな成長をしているのかという事だと思う。
自分自身も振り返って40才になるまでにどんな成長をしてきたのだろう・・・と考えるとやはり社会に出てからの経験こそが今の自分自身を支えている。
あの時、あのことを知っていれば・・・
あの時、この事を知っていれば・・・
と、ビジネスをはじめてから得た経験の中で、学生時代にしか出来なかった事をいかにやれなかったかを考えると、本当にもったいない時間を過ごしてしまった自分がいる・・・
まぁ、みんなそんなものだろうとは思うけど・・・
ラヴァーグの形もここ数年で随分変わってきた。
先生に求められる能力も変わった。
当然だけど就職してからが勝負の時代だから、戦う先生じゃないと伝えられないものがたくさんある。
これは、普通の義務教育の先生達にも言えると思う。
どんな目的で子供達を指導していくのか。
社会に出る為の教育も当然だけれども、社会で勝ち残る為の教育も必要だと思っている。
まぁ、それは僕達の仕事なのかもしれない。
そういえば、ラヴァーグのカタログには“Glow”“大人の選択”というキャッチコピーがついていたな・・・
今日はエヴァンスのなるしまさんとヴァージョンアップしたエヴァンスUitimaの話をしている時に、久し振りに顔を出した生徒から、こんな言葉をもらった。
“学費は回収しました”
具体的にはお金を稼ぐという事がなんなのかを含めて生徒達には教えて行きたいと思っている。
その中で、一番ほっとする言葉が、学費が回収できたという言葉だ。
ここからはがんがん利益を積み重ねて、その中で得た経験をこれからの人たちや社会の為に使っていってもらいたいと思う。
どんどん活躍する人を増やしていければと思っている今日の出来事でした。
そういえば、つい先日あるキーワードのリスティングで上位4社中3社がラヴァーグの生徒達が同時に並んでいた。
みんなにも良い結果が出る事を祈っています。
僕も頑張ります。