モノづくりの道に入り、様々な事を学び、ジュエリーを作る。
という技術を身につけた人達へ・・・
自分達が創り上げたジュエリーにいくらの値段を付けて売りますか?
ジュエリーの値段の付け方に付いて僕自身もいろいろな人からいろいろな話を聞きました。
例えばクロムハーツ。
銀の素材としての値段は数千円のものが・・・
10万円を超えた値段で売られています。
それを、“ぼったくり・・・”という人もいます。
正直、僕も適正な値段というものの出し方は今でも迷う事があります。
単純に、材料の値段。
単純に作り上げた時間工賃。
その他、外注費などなど・・・
単純にモノの原価は意外と簡単に割り出す事ができます。
しかしながら・・・
モノの価値はそれだけでは決まりません。
例えば、先程例をあげたクロムハーツ。
僕は、ハワイのワイキキにあるクロムハーツの直営店に行ったことがあります。
あの立地・・・
あの店員というかガードマンというか・・・
あの内装・・・
あの外装・・・
あのディスプレイ用品・・・
もちろん、あのアイテム・・・
全て、ひっくるめて、10万円が構成されています。
実は今日はそんな事は知っているよ。
という人達に、それは表面上の見える部分の値段でしかないという話をしたかったのです。
僕はその時、クロムハーツではモノを買いませんでしたが、気になるお店やブランドではそこにある商品が欲しくて買う場合もありますが・・・
それだけ、人気があるブランドやお店の商品以外の価値を知りたくて買う事もあったりします。
例えば、店員さんの買う人に対する接客。
本来は買う人も見るだけの人も同じ様に接客する事が基本なのかもしれないけど・・・
そこは、人間が売っているものなので、買ってくれる人に対する接客はやはり本質が見れたりすることもあります。
また、買った商品に対するメンテナンス方法などを丁寧に説明してくれたりする場合もあります。
買わなくては付いてこないその他のインフォーメーションツールもあったりします。
買う事によって、そこのブランドや顧客になる事により、定期的な顧客満足度を上げる努力を感じる事もできたりします。
アフターフォローのクオリティーや一度買ってくれた人をリピーターにする戦略も感じる事ができたりもします。
買わなくては感じる事ができないサービスが意外と多かったりするのです。
表面上の価値や値段しか見れない人と、買わなくては感じ取れる事ができない価値もある事をみんなには知ってもらいたいと思っています。
作れるから買わない・・・
自分では身に付けないから買わない・・・
いろいろな理由があるとは思いますが・・・
できれば、表面上の価値だけで値段を決めるのではなく、見えない部分のクオリティーを上げる事も、自分達の商品を売る為には必要だったりします。
凄いな・・・
と思えるお店やブランドがあったら、頑張って買ってみることをお薦めします。
モノの値段はそんな所でも変わってくるのですから・・・
見えないサービスのクオリティーをあげましょうね・・・