今日は山梨県の南アルプス市から通学している生徒とこれからの方向性について話をした。
いつも頭の中でぐるぐる回っている事が、こういう時間をつくって話をすると頭の中が整理整頓される。
アイデアはアウトプットしていく事も大切だ。
よく、企業秘密やこのアイデアは人には言えないという話があるが、ちょっと話しただけで真似されてしまう様なアイデアは、僕は大したアイデアではないと思っている。
だから、僕は気がついたアイデアや新しい発見はどんどんアウトプットしていこうと思っている。
僕が吐き出したアイデアを聞いた人は、それはいいアイデアだ。
そして、それは僕じゃないと出来ない。
そんな事を言ってもらえるようなアイデアであれば、実現に向かって努力をしていく。
僕じゃなくても出来るアイデアは、たぶんすぐに真似されてしまうか、僕がただ気がついていないだけで、既にもう動き出しているアイデアの可能性が高かったりする。
難しい所だ。
そんな中、ラヴァーグのコースの中にはアントレプレナーコースというコースがある。
このコースの一番最初に導入講習という講義がある。
これは、生徒一人一人と面談形式で行う。
その理由は僕自身の経験から基づいている。
どういう経験かと言うと・・・
僕が最初にお店をオープンさせてしまって大失敗してしまった時の話である。
お付き合いをしている色々な企業の偉い人達が、心配をしていろいろなアドバイスをしてくれた時の話である。
そして、それを心配してとても大きなナショナルブランド出身でコンサルタントを紹介して頂いた時の話でもある。
実は、それぞれの人達はとても親身に色々なアドバイスをしてくれた事を覚えている。
どのアドバイスもとても魅力的で、いいアドバイスであった。
どれもすぐさま実行したい。
それをやりさえすれば、成功への第一歩になるはずだ・・・
そんなアドバイスが多かった。
しかし、僕はなかなか実行する事が出来なかった。
その理由はそのアドバイスを的確に実行する為のお金がもうなかったからだ。
当時の僕は体裁を考えてお金が少なくなっているという事を話す事ができなかった。
良いアドバイスであればあるほど、実行したいのに、お金がかかる場合が多い。そしてそれは僕の体力にあっていない場合が多かった。
それは僕自身の予算ぐみがあいまいであった事がほとんどの原因だった。
本当に必要なもの。
絶対必要なもの。
後回しにしていいもの。
先に済ませておかなくてはいけない事。
この順序がしっかりしていなかった。
だから、苦労をした。
やらなくてはいけない事が見つかっても、すぐにどーんと動けなかった。
まぁ、今思い起こすと良い経験でした。
そこで・・・
僕は、それぞれの生徒にあったアドバイスが必要だ。
と思っています。
一般論ではなく、それぞれが歩いて来た道。
生きてきた道。
今持っているお金。
時間。
技術。
良いアドバイスよりも、今実行できるアドバイスをしてあげたいと思って面談形式にしています。
相手の体力、時間を飛び越えた良いアドバイスをしても、それは実行できない夢みたいな話になってしまうからです。
今は、僕自身の辛かった経験が、生徒達の近道になるような授業をしていこうと思っている今日この頃でした。
入学したての生徒が今月の売り上げが10万円を超えそうだと嬉しそうにしている姿を見て、もっと頑張ろうと思います。