さて、毎年呼んでいただいている国際宝飾展(IJT)に今年も4日間呼んでもらい、デモンストレーションをやっています。
“鈴峯”のブースにいますので、気軽に声をかけて下さい。
そんな中、本日IJTに出展するというブランドの担当者と打ち合わせをしていたのですが・・・
もう一昨年になりますが、僕達が東京ブライダルフェスタに出展したブースがとても綺麗だった。という事で、出展の最終コンセプトの相談に乗ってもらいたいとの事でした。
一年を通じて色々な形で展示会というものがあります。
僕達のブランドも営業をかけていただいているのですが、商品の特性上、卸先を一気に増やす事ができないので、直接エンドユーザーにアクセスできる展示会に一度出てみようということで、いろいろな企画を立てて出展しました。
僕達自身は成果を出す事ができたのと、その雰囲気を見ていただいていたので、相談という事になったのでした。
今日の時間の中で僕が毎年IJTに足を運んで感じている事を少し書いてみようと思います。
展示会の特性上、基本的にはメーカーがリテーラーを探し、自社商品を取り扱ってくれる先を国内外を問わずマッチングさせる。というのが、IJTに出展する人と来場する人の目的。と僕は思っています。
ただ、商品を並べて技術的な事を並べてもその他大勢に飲み込まれてしまう展示会だとも思っています。
僕はお店をやっているので、どのような商品をお店に置きたいのか。という事も考えた事があります。
そして、商品を作ってもいるので、どのようなリテーラーに自社商品を扱ってもらいたいのかも考えていたりします。
そこで、両方の意見が食い違うよくあるケースはこんな感じです。
集客力やブランド力がないメーカーは、有力な小売店に扱ってもらい売り上げを伸ばしてもらいたい。と思っています。
まぁ自分でお店を出したり、ネットショップをやるのはかなりの労力とスキルを必要とするので、手っ取り早く、どこかに取り扱ってもらいたいという感じです。
気持ちはすごくよく分かります・・・
逆に小売店の人達の気持ちはこんな感じです。
その商品を扱う事によって、そのブランド力のある商品があるからという理由で来店客が増えてくれ、売り上げが上がる商品を探していたりします。
売り場の面積は限られています。
売れる、ブランド力がある商品を置きたい。当然です。
実は双方とも自分達だけでは足りないブランド力を補いたいと思っていたりします。
ここがポイントです。
集客ができない、ブランドが確立されていない商品企画を、高い出展料を払っていざ出展してもなかなか思ったような成果が上がらない。という結果を良く聞きます。
最近は同じ事を言っているような気がしますが・・・
モノがあるだけではお客はなかなか足を運んでくれません。
すでにブランド力がある所は新規取り扱い先の開拓ではなく、すでに取り扱っていただいている取引先への新商品の提案の場であったりもしますが、僕が書いている事は・・・
僕達みたいなまだブランディングが完成していない中小の会社の視点からのお話です。
新規開拓を狙っている所、1コマ、2コマでの出展ブースは特にです。
取り扱うことによるメリットは何なのかをはっきりさせなくてはいけない。
と僕は思っています。
なぜ、来店をしなきゃいけないのか・・・
なぜ、そこのお店にわざわざ行くのか・・・
そんな物語が実は重要だったりします。
僕達のブランドのプアアリを例にあげてみると。
“ハワイアンジュエリー 結婚指輪”で検索をすると。
必ず上位に表示されます。
そして、その環境ができてこそお取り扱い先に送客ができる商品になっていると思っています。
展示会に出るというのは、車の片輪にすぎず、もう半分の車輪の準備を同じぐらいパワーと予算を割かなくてはいけない。
そんな仕組みと道筋をあと数日しかありませんが、取り組んでいくという事で本日は終了しました。
準備に時間がかかるのが、展示会への出展なのです。
ブランド各社の企画を楽しみに僕も展示会に参加していきたいと思います。
現地でお会いできる事を楽しみにしています。