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タフマンの力。

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昨日、BS日テレの撮影があった。

ショップの撮影と学校の撮影。

生徒達にも映ってもらい、ありがとうございました。

たまたま、制作の合間の時間に撮影スタッフと話をする機会があったのでほんの少し世間話をした。

なんて事がないきっかけの立ち話だったのに、少し心に残ったので書いてみようと思う。

彼いわく、TVの編集の技術や撮影の技術を持っている人や会社はいっぱいあるけど、インターネットに広告を奪われているTV業界は今は生き残りをかけてみんな頑張っている。

とのこと。

どういう会社が生き残っていけるかというと・・・

技術があるのはもう当たり前。

その中で、技術をある事を鼻に掛けずに融通を聞かせてくれる会社。

過密なスケジュールに思いやりを持って付き合ってくれる会社。

そんな会社に仕事が集まっている。

との事。

予算が少ない中でも、多少高くても人間関係が大切なんです。

と・・・

僕も本当にその通りだと思う。

値段は気になる。

でもそれ以上に人と人との縁を大切にしていかないと、仕事は膨らんでいかない。

そして、やっぱり正直に努力する事。

自分の信念を持って進んでいく事。

上手くいき始めると、外野から石が飛んでくる事もあるけど、そこはさらっとスル―する強いハートも大切。

先日、久しぶりに創業の時に同じビルに入っていた会社の社長に会いに行った。

たまたま、僕がいない時に訪ねてくれて凄いお土産までいただいてしまったので、気になっていたので・・・

久しぶりに会ったその社長の会社は出会った当時はスタッフ8名ぐらいの会社だったけど、羽振りは良さそうに見えた。

まだまだ若かった僕は、その社長のある行為に驚いた事がある。

佐川急便や郵便局ややまとなど荷物を運んでくれたり、持っていってくれたりする人達に必ず冷蔵庫からタフマンやリポビタンDを渡し、いつもありがとう!と声をかけていた。

まいにちそれを続けていた・・・

当時はそれにどんな意味があるのか分からず、なんだかお金が余っているのかな・・・

と薄っぺらい推測をしていた。

そして、数年ぶりに社長のもとに足を運んだ。

ほんの数分その会社にいる間に、数年前と同じようにヤマト運輸のお兄ちゃんが荷物を持ってきた。

そして、相変わらず、冷蔵庫から冷えたタフマンを渡しありがとう!と声をかけていた。

僕はそれを見ていて、なんだかその社長を改めて信用したと同時に好きになった。

なかなか、毎日来る運送会社の人にそれをやり続けらるモノではない。

仕事にはつながるとは思えない。

でも続けている。

ふと気がついた。

一緒にいった、もとその社長の下で働いていて、独立している僕の友人は今でもその社長を手伝っている。

そして、僕も何かたのまれれば、喜んで力になりたいと思っている。

なかなか真似が出来る事じゃないけど、タフマンを渡し続ける社長はタフマン以上のものを得る事ができていたりする・・・

と思った。

その姿を見ている社員や取引先やお客様もたぶん同じ気持ちになっているはずだ。

僕はその社長からマイナスな話を聞いた事がない。

いつも元気をもらえている気がする。

しっかりと生き残っている会社である理由はそんなところにもある。

人に優しく接している姿勢を見ると、なんだか気持ちがよくなる。

一緒にいて気持ちがよくなる人とはずっと一緒にいる事ができるんだよな・・・

と思い。逆にならないように自分に言い聞かせるいいきっかけのタフマン事件でした。

 

 

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