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ゼロから始めるジュエリービジネス。Part1

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という事で、簡単にこのブログでも、松尾塾、ラヴァーグのアントレプレナーコースでお話している、ジュエリービジネスを始めたばかりの人や、既に何年も継続しているけれども、思うような結果が出てこない人達の為に、僕達が東京の恵比寿で実践しているジュエリーショップ運営のポイントやネットショップのポイントを書いていこうとと思います。

僕が書いている事が全てではないと思いますが・・・

熱意があるのに上手く行かない・・・

技術があるのに、思っているようなビジネススケールにたどりつけない。

そんな人達の参考になってくれればと思います。

それでは・・・

まず最初は僕自信の6年前の話からスタートしてみたいと思います。

当時の僕は、下請けとして原型をつくる仕事をしつつ目黒で彫金教室を開校させて5年が経っていました。

僕自身、いろいろな所で学ばせてもらいつつも、ある疑問が常に自分自身にありました。

生徒のつくりあげる作品に対して、いろいろなアドバイスをするのですが・・・

技術的なアドバイスをする事はできるのですが・・・

生徒達の目指している目的とアドバイスのずれというものを感じていた事もありました。

どんなずれかというと・・・

例えば、現在の宝飾の現場では加工の現場から小売店にジュエリーを渡される時に検品という作業を行います。

当たり前と言えば当たり前の事ですが、過剰な検品クオリティーを求めてくるところもあったりします。

例えば・・・

ルーペでみるぐらいならかわいいものですが、マイクロスコープ検品。

ルーペはだいたい10倍ぐらいの倍率で傷や問題点をチェックするのですが・・・

マイクロスコープともなると25倍とか、それ以上の倍率でのチェックになりまる。

肉眼では見つける事ができない傷をさがしだすことができます。

しかしながら、過剰な検品を行う事による弊害は宝飾の加工の現場で働いている人なら、多かれ少なかれ疑問をもたれている人も多いと思います。

傷を見つけ出し、修正させる事も大切なのかもしれません。

しかしながら、そこが目的となってしまっている検品をする担当もいたりします。

目的は、お客様に喜んでもらう事が最終的な目的のはずです。

だいたい、マイクロスコープで見つけ出した傷を本当にきっちり修正する事ができるかも疑問です。

もちろん、それに見合う工賃や納期を出してもらえるのであれば、腕におぼえのある技術者であれば喜んでそのクオリティーに対応してくれるはずです。

しかしながら、求めるクオリティーと仕事に見合う時間や工賃のバランスが取れていなかったりすると・・・

その技術を身につけても、幸せになる事ができないという事になります。

幸せとは、技術や努力に見合った、お金がもらえるかどうかという事です。

当時の僕達は、偉そうに先生っぽく生徒達にもう少し、ああして・・・。もう少しこうしてみよう・・・。

などと一般的に自分達が通り、指導を受けてきた通りに説明をしていたような気がします。

そう・・・

目的がずれた、過剰な検品のようなアドバイスだったのかもしれません。

そこが、ぼくらが感じてきたずれでもありましたし、その指導は売れるのか売れないのかの部分なのか、あまり関係がないところの部分なのか、実際にお客様に売っていなかった僕達ですら分からない部分でもあったような気がします。

しかし、生徒達は職人としての技術取得を目指す事と同じくらい、売るという技術の取得も求めていたのです。

スタッフの中には昔、ショップを立ち上げた事がある。販売をしていた事もある。という人材もいましたが、昔の話でした。

もし、偉そうな事を言っていた僕達がお店をだしたら、絶対に成功するはずだし、そうでなくて生徒達に申し訳ない。

そんな思いと、過信からお店を開店させる準備にとりかかっていったのでした。

生徒達の求めていたものは、作るという事だけではなく、売れるようになりたい。という気持ちに答えたかったし、僕自身のロマンでもありました。

しかしながら、偉そうに指導していた(僕だけだったかもしれません・・・)僕達のチームの恵比寿出店は僕の人生の中でも最も苦労したシーズンの始まりになってしまいました。

次回へつづく

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