今日の午後ジュエリーCADを学びたいという見学の方が来た時の話。
まずは、僕らでも苦労している事のお話をした。
例えば、こんな事・・・
CADの画面ではできているのに、実際の製品にする大変さ・・・
キャストや・プレスや・機械切削など、余に出回っている製品は、各メーカーが差別化をなんとかして作り上げて製品として送り出している。
みんなができる事はしないで、ちょっとでも付加価値をつけて出そうとする。
そして、そんな努力の過程はおいておいても、お客様は着実に育ってきている。
見る目が育ってきている・・・
そして、そんな目を持ってラヴァーグに足を運んでくる人達も多い。
もちろんCADで全てのものは作る事ができる。
だけど・・・
画面操作だけの話。
僕らはできる、できないはCADの話ではなく、キャストや仕上げや石留めができるかの話をする。
CADではできるけど・・・
製品ではもたないよ・・・
だから、作り方を変えよう・・・
デザインをほんの少し変えよう・・・
キャストではなく、プレスでやろう・・・
機械切削でやろう・・・
レーザーを使おう・・・
そんな話をする・・・
造形1つとってもそう。
これは、サポートを取る作業を考えると、インクジェットのほうが良い・・・
強度を考えて光造形にしよう・・・
CADの積層を考えると切削の方がいいよね・・・
などなど、いろいろな特徴があって、それを経験としてためていかなくてはいけない。
CADができるようになるのではなく。
ジュエリーを作る事が出来るようにラヴァーグの生徒はなってもらいたいと思う。
自分自身で造形してモノがどうキャストで変化するのか・・・
磨いた時の磨きやすさや磨きづらさを経験したり、
石留めを実際にしてみて、留めやすい爪の長さや太さを経験していってもらいたいと思う。
昔の知識も大切。
だけど、今の知識をもっと知ってもらいたいと思う。