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ジュエリーCADが変える、ジュエリーの生産体制・・・

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バブルの頃と今現在。何が変ったと思いますか?

いろいろ変りましたが、昔はかばんにジュエリーをつめて東京に行くと、帰りの電車ではそのかばんがお札でいっぱいになった・・・なんて景気が良い時代もあったそうです。

ジュエリーデザイナーがデザインを決め、そこに向かってみんなで量産し、お店にドーンと並べて販売。そんな売り方と売れ方が通用していたのです。

何故かって?

今と違って、情報が少なかったのです。

お客様はお店まで足を運び、そのお店の中がジュエリーを買うという行動の全てだったのです。そのお店に並んでいる商品の中から選ぶ。

ジュエリーだけではなく、電化製品や洋服もそうでした。

そこにあるものを信じて、店員さんを信じて買う。

それしかなかったのです。

でも・・・今は時代が変りました。

みんな、何かを買う時に買う前に調べる時代になったのです。

昔は調べたくても情報が少なく調べるという事に多大な労力がかかってしまい、そんな時間や手間を考えると店員さんを信じて買おう!という事になったのですが・・・

今はなんと言ってもインターネット!

電化製品でもそうですが、調べまくりです。

口コミ情報や最新機種がいつごろ発売するので今は買いを待ったほうがいい、どこの地域のなんていうお店が他と比べて安い!などなど、とにかく情報が簡単に得られる環境になったのです。

だから、お客様は衝動買いが減ってきているのです。

調べて買う。

比べて買う。

そんな買い方が当たり前になってきた時代。

昔の商品開発・商品販売ロジックと、今のお客様の購買ニーズとかみ合わない点がたくさん出てきているのです。

例えば、お客様は流行を調べてから買える環境になったのです。

流行をつくりだしているモノに、ファッションで言うとCANCAN(キャンキャン)・JJ(ジェイジェイ)・VIVI(ヴィヴィ)などがありますがお客様はそんな雑誌で流行を調べてからお客様は買います。

以前でいうとクリスマスだからハートのモチーフとクロスのモチーフを厚くしよう!なんてデザイナーやメーカーが勝手に決めていましたが・・・

今時は・・・もしえびちゃんがキャンキャンの中で「今年の冬は鍵(かぎ)のモチーフがお気に入り!」なんてコメントが入ろうものなら、一気にクロスとハートの売れ行きは鈍化し鍵のモチーフが飛ぶように売れていってしまうのです。

メディアにお客様の購買意識は左右されるのです。

だから・・・もう勝手に商品をつくって売れ残るなんてリスクを犯さない商品開発が必要になってきているのです。

例えば、ユニクロの話・・・

以前ガイアの夜明けで見ました。その年の夏服のトレンドカラーの決定方法をこんな風に紹介していました。まずは日本で一番最初に夏を迎える沖縄に商品を投入します。

そして調べるのです。

どの色の売れ行きがいいのか、どのデザインの服の売れ行きがいいのか、その情報をしっかりとリサーチしてから、その年多く生産しなくていけない色やデザインを再構築して本州に対する商品開発をしているという番組でした。

勝手に決め付けてデザインやトレンドを作ってはいないのです。ちゃんと調べてから作っているのです。

僕がCADで請け負う仕事のサイクルも一昔前はクリスマス商戦の商品開発が10月後半なんて事はありえませんでした。

そこから、原型をつくり、量産し、プロモーション撮影などをこなすなんて、非常にタイトなスケジュールです。雑誌の入稿などもぎりぎりです。

トレンドを掴む。流行に敏感になる。当たり前の事です。

そうなると短期間で大量の生産ラインを持っているところでなくては、大量ロットがはけるデザインを生産できなくなってきているのです。

だから、ロットがまとまる商品の製造は海外に流出してしまって、少ないロットの商品だけが日本に残ってしまっているのかもしれません。

そんな時代の中、ジュエリーの新しい生産体制をつくりあげる。

そして、そんな時代でも活躍できる人材を育てる。

僕は、そんな学校を作っていきたいと思っています。

そんな傍ら・・・

もう1つの思いもあって・・・

もっと、ジュエリーを楽しもう!

エンジョイジュエリー!

というコンセプトも忘れないように気をつけていきたいものです。

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