先日、神奈川にある鈴峰(すずほう)に行ってきました。
ここは、宝飾関連の道工具全般を扱う商社でもあり、メーカーでもあります。
昨年の国際宝飾展(IJT)でも、工具関連のブースでは最大級の出店面積だったきがします。この鈴峰という会社は、歴史を重んじる宝飾関連の会社の中ではほんの少し異色です。
足を運んでみればわかりますが、地味なスタッフが多いなか、この会社のスタッフは、どことなくホストみたいな匂いがするぐらい、明るいスタッフが多いのが特徴です。
この鈴峰という会社と僕の関係は・・・
鈴峰でも宝飾業界の未来を切り開く為に、宝飾の製造スキームの中になんとかしてCADを浸透させていく。という目標があるので、ラヴァーグと歩調が合うのでした。
もっとも現在は僕らが扱っているソフトとは、違うソフトを扱っているのですが、ひとつのソフトやハードにこだわる事無く、新しいものや良いもはお互い情報を交流させ補い合っていこうというスタンスなので、僕自身も勉強になる事が多いので、助かっています。
ジュエリーをCADで作る。
この事は、まだまだ宝飾業界では創世記です。現場レベルでは少しずつ浸透してきていますが、教育現場レベルではまだまだです。
だから、このCADに関わる会社の人達には会う度に言うのですが、まだまだ隠す段階ではなく、少しでも多くの情報を共有し発信していきましょう。
と・・・
僕はいつも熱く語っています。それともう1つ僕が言うのは、宝飾関連の企業のみをターゲットに置いた営業戦略ではなく。もっと個人向けの営業戦略を持ってもらいたいという話をします。
どういう事かというと、グローバル化の中、宝飾の製造メーカーはいったいぜんたい何社生き残れるのか・・・そしてその生き残った企業のみをターゲットにした営業戦略で成長が見込めるのか・・・
僕は、もっともっと一般の人達にジュエリーを身に付ける楽しさや作る楽しさを広げていきたいといっているのは、未来に向けての成長を考えているからです。企業だけではなくもっと一般の人達が楽しむ為の努力を業界一丸となって頑張っていきたい。
そんな思いを僕は持っています。
そんな中、いろいろなものが進化しています。昔はCADを動かす為には専用のスペックをのパソコンが必要でしたが、ソフトの進化とハードの進化のおかげもあり、普通のパソコンでもジュエリーCADが動くようになりました。
造型機も少しずつ値段が下がり始めています。
鈴峰のホームページに掲載されているワックス切削革命!と題うった機械もほんの少し見せてもらいましたが、明らかに進化を感じました。IJTに出るので、みんな見に行ってね。
もっと気軽に・・・
もっと楽しく・・・
そんな時代が少しずつ近づいています。
だから、みんなで頑張りましょうね。