僕の学校には、ジュエリーCADを勉強しに来る人もいるし、彫金を勉強しに来る人もいるし、銀粘土の勉強をしに来る人もいる。
みんなの目的も様々・・・
だけど・・・
あえて、分けてみると・・・
① ものづくりが好きな人・・・
② なんでもいいから習い事をしたい、習い事マニアな人。
③ 楽しい時間を過ごしたい人・・・
④ そして、この業界で仕事をしていきたい人。
④はさらに、そこからいろいろと別れていくけど・・・
そう、彫金をやりたい人ではないし、銀粘土をやる事を目的にしているわけでもない、そう・・・
ジュエリーCADもそう。
これらは、あくまでも手段です。
目的ではありません。
工業系のCADの天才オペレーターの人も知っているし・・・
ジュエリーCADの天才的な人もいる・・・
だけど、そんな人達もやっぱり自分の思い描いているような状態なのかというと・・・
そうではない印象を受ける。
それは、手作りのとてもキャリアがあって、上手な職人さんも一緒。
忙しい・・・
仕事は次から次へと来る。
だけど、跡取りで苦しんでいる腕の良い職人さんも多い・・・
出来るだけじゃダメという事なんだと思う。
ジュエリーCADを使って何ができて、何をしていくのかを最近は多く考える。
何でかと言うと・・・
生徒達の目的だから。
CADを勉強したその後の事が大切。
僕はそんな道を教えてあげられるように努力を今年はしたいと思う。
あえて、僕の話をすると・・・
僕は、シルバーアクセが好きだったから、この業界で働きたいと思った。
そして、いろいろな仕事をしながら、宝飾業界で、自分の能力の活かし方を考えた。
そして、ラヴァーグを開校して、いろいろな設備を導入していった。その中のひとつとして、ジュエリーCADもあった。
そして、ジュエリーCADの未来を確信して、いろいろな準備をした。
お金も時間も使った・・・
そして現在に至った。
僕は人が好き・・・
だから、学校は好き。
だから、ラヴァーグは好き。
だから、銀粘土も教えるし、CADも教える。
銀粘土は道工具もあんまり必要じゃないし、自宅でも気軽にシルバーアクセをつくれるから・・・
そして、仕事としてこの業界で活躍していくのであれば、今はジュエリーCADのニーズは高いから・・・
僕自身もこの技術でずいぶん仕事をさせてもらった。
手作りでは取引できなかったブランドとも仕事が出来るようになった。
CADを教える事を反対した人もいた。
もったいないと・・・
でも、僕は、原型を作ることが目的ではなかったから・・・
原型職人なる事が目的ではなかったから・・・
基本的に最大の目的は、僕の場合は学校経営。
いい学校である為に、原型職人としての仕事もする。
店舗経営もする。
ネットショップ経営もする。
今は、これらを頑張る事が本当の事を教えていけると思っているから。
何年か後には、違っているかもしれない・・・
違っていてもらいたいとも思う・・・
僕は学校として、常に新しいものや良いものを取り入れられる体力をつけて、準備していきたいと思う。
そんな一年に今年もしていきたいと決意した、お正月でした。
今年もよろしくお願いします。