ステイタス・・・
身分や社会的地位。
という事。
僕はね、モノづくりをしている人達にもっとステイタスがあっていいと思っている。
現在はほとんど廃止されているというマイスター制度もそうだし、技能検定などもその仕組みを日本流にアレンジしたものだとも思っている。
宝飾で言うと、貴金属装身具製作技能士2級・1級といものがある。
僕はこの資格を含め、GIAのGGなど、取得する為には努力が技術がある資格がいくつもある事を知っている。
ジュエリーコーディネーターなども1級クラスになるとても大変。
これらの資格が取得をしている人達にある一定のステイタスをもたらしているかというと・・・
僕は宝飾業界で働いている人達には理解されても、エンドユーザーにはまだまだ理解されていないと思っている。
あんまりこういう事を僕が言うと角が立つような気がしますが・・・
それぞれの検定機関がその資格に対する認知度や内容をもっと一般の人達に理解できるようなプロモーションを行ってもらいたいと思っている。
ある資格を苦労をしてとった人が、あまり仕事には影響がなかった・・・
という話を聞くと、僕は「そんな事ないですよ。」
あの金銭的にも時間的にも技術的にも取るのが大変な資格を持っている事は立派です。
という話を一生懸命する。
しかし・・・
それは、僕がその事を知っているからでもある。
宝飾業界でいろいろな人達と出会い、学校という仕組みを経営しているから、いろいろな資格制度について興味を持ち知る努力をした。
普通の人はしない努力でもある。
僕はほんの少し知っているから、資格の名称ではなく内容の話を付随して人に伝える事ができる。
しかし、多くの人の場合名称は覚えていても、どこのどのような機関が、どのようにして発行している資格かを付随して人に伝えていく事は難しい。
だから、口コミが広がらないのだと僕は思っている。
それは、検定を発行している各機関の今後の進展を見守っていきたい。
そして、僕自身はこの口コミが広がってほしいターゲットをエンドユーザーという事に絞って、クリエイター達にステイタスを付けることができないか、という事を考えてきたしチームのみんなで努力をした。
今回のチームというのはラヴァーグのスタッフだけでなく、宝飾関連の企業の人達と話し合ってきた。
いかに、モノが売れるクリエイターを作り上げていくのか。
なぜ、その事が大切なのか。
そんな話を2年間ぐらいいろいろな企業の人達と話をしてきた。
既存の仕組みが変わる事を待つ事も大切。
しかし、新しい仕組みも作り上げていかないといけない。
あまり待っていたくはない。
いまある環境を評価するのではなく、新しく作る努力をしていこうという事で関係各機関と話を重ねてきた。
あともう少し。
しっかりとその仕組みが発表できるところまできた。
まだまだだと思っている部分もある。
だけど、もう始めないといけないとの話もある。
ジュエリーのクリエイター達が、エンドユーザーから認められる仕組みを作り上げていきたいと思います。