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やっぱり何を作るのかが大切です。

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技術力を追求していく事も最初は大切。

技術力がなくてはアイデアを形にする事もできない。

技術力があると、その能力をベースにアイデアも膨らむ。

だから、技術がある。という事はとても大切です。

しかしながら、僕達の周りには技術力がある人達がいっぱいいます。

何十年もその道を歩いて生きている人達。

もう、本当に人間国宝かというぐらいの人達とここ最近話を聞ける機会があった。

昔の日本はお互いを助け合い、守りながら成長してきた。

今の日本は、自分達の事しか考えない人が増えてきている。

僕は、今を生きているので自分自身がそうなっているのでは・・・とドキリとしましたが。

欧米化・・・。資本主義・・・。

そういう事ではないのかもしれませんが・・・

昔の日本のモノづくりは分業がいい意味でしっかりと確立し、お互いを信頼しあう事ができていたそうです。

ぱくる。

というとあんまりいい意味ではないかもしれないし、本当にぱくる。という事をしたのかどうかの証明は難しいかもしれませんが・・・

お互いのテリトリーを尊重しあう時代から、お互いのテリトリーを奪い合う時代になってきている事も感じることは僕自身あります。

まぁ、仕方がない。そんな時代をどう戦っていくかも考えなくてはいけないと思いつつ・・・

大きなプロジェクトを遂行していく為には、信頼ができるパートナーを見つける事も大切な事だと思ったりもします。

なんで、今日はこんな事を書いているのかと言うと・・・

昔は作る人と、何を作る(売る)のかを考えるのは別の人の仕事でした。

予算があって、マーケットがあって、そこに何を提案していくのか。

その企画やコンセプトにあった販売戦略をたて。

そこからデザイナーにそのコンセプトに会ったデザインを提案してもらい。

デザインと企画を練りに練って、作るという人達にバトンが渡されていた。

そこが大きく変わり始めているそうです。

今でも、予算があって、マーケットがあって、何を提案をするのかを決め、販売戦略をたて、デザインを練る。という事は変わっていないそうですが・・・

とにかく、作る。というところにバトンタッチする時に、おおきな変化を起こしているという事なのです。

今までは信頼ができる職人さんに仕事を依頼していたところも、海外に生産拠点を移動させたり、価格で仕事を振り分ける企業が増えてきたそうです。

価格が安い。

という事が必ずしも品質が悪いという事ではない昨今。それは仕方のないことなのかもしれません。

そんな中、僕達は何を考えながらモノづくりを教えていけばよいのか。

先生。

という名前がついている職業が僕達の仕事です。

先生とは、まさに呼んで字の如く。先に生きる経験を伝えていく人達の事を指します。

先に生きて、その経験の中から培われた事を伝えていく。

責任重大です。

僕自身、毎日少しでも多くの経験をしようと努力しています。

メーカーの下請けとしての仕事と、ショップオーナー。ブランドオーナーと言うと聞こえが良いかも知れませんが・・・

いろいろな視点から考えると、やはりどんな販売戦略で何を作るのか。という事の大切さを痛感する今日この頃を過ごしています・・・

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