僕の学校では、“売る”という事にとても強くスポットライトをあてている。
そして、その事を研究して考えれば考えるほど。
ブランドというものが何なのかという事に頭を悩ませられる。
一般的に、“お客様”といわれている人達のマインドは、情報を収集するという事においては、多くの人が高いレベルに達している。
情報は簡単に集められるのだ。
そして、集めてみた情報を前にして気がつく。
その情報の正確さ、新しさ。正しい情報なのか、間違っている情報なのか。
今は情報を集める事よりも、選別する事の方が数段難しい時代になったと思う。
“言ったもん勝ち”なんて言葉もあるが、薄っぺらい情報はいずれ簡単に淘汰されていくが、瞬間的には効果が出てしまう場合も多い。
何かから、何かを選ぶ。
実はこれはとても難しい。
選ぶスキルを持っていない人が多くの情報を集めても、選ぶ事ができないのだ。
そうなると・・・
判断ができないけれども選ばなくてはいけない場合、間違った選択をしてしまい、後から後悔をしてしまう事もよくある話だ。
話は戻して・・・
僕は、いかにジュエリーを買いたいと思っている人達に、選ぶ基準を作り出す事ができるかが、生徒達にこれからの宝飾業界で活躍していく為に必要な事だと思っている。
エンドユーザーが選びやすくい環境をつくる・・・
口で言うのは簡単だ。もうそんな段階では僕自身もないし、周りの環境も違う。
そして、その事はラヴァーグという単位ではなく、宝飾業界での活躍を考えている人達全体の問題でもある。
と僕達の周りの人達と意見や考えがシンクロした。
そして、その事に賛同してくれる企業や個人の人達もいてくれた。
そして、最初のステップとして考え出されたものが、誰にでも認知されていて、その冠がついたステイタスを努力をしている人達に付けていける環境を作る。
という事だった。
そして、いろいろなブランドの門をたたく中、“スワロフスキー”の冠が僕達の考えに賛同してくれ、支援をしてくれる事になった。
思い起こせば、もう2年ぐらいの時間がたっている。
ふと思う。
石の上にも3年か・・・と。
そして、今日から新しい価値基準を作り上げる為の“スワロフスキーGEMSジュエリーコンテスト”をスタートする事ができた。
けっして多くはないと思う・・・
だけど、100名を越える人達が日本全国からエントリーしてくれた。
まずは、この勇気ある100名に感謝したい。
正直、表では言えないシステムの不具合など、いろいろな困難があったけれども、なんとかスタートする事ができた。
大きな専門学校から、小さな宝石屋さんまで、そして各地のクリエイター・デザイナー達。
ありがたいと思います。
そして、今日から投票システムも稼動して、タイムリーにランキングが乱高下しています。
ハッキリ言って、盛り上がります。
ブライダルジュエリータウンのトップページを開き、左部分にあるコンテスト参加作品を見てください。
部門は2つあります。
クリエイティブ部門とブライダル部門です。
気に入ったデザイナーを見つけ出し、応援してあげてください。
ランキングも得票率も可視化しているので、あとどれくらいでお気に入りのデザイナーがランキングがあがるかも見る事ができます。
僕も既に今日の分は投票してしまいました。
一日一回一つのパソコンやスマートフォンから投票ができます。
この中の誰が1位になっても、僕の目的はスタートするはずです。
エンドユーザーが少しでも選びやすいデザイナー・クリエイターを作り上げていく事。
そして、光っているデザイナー・クリエイターが増えてこその日本のジュエリー産業が活性化してくるはずです。
この事がいいきっかけになってくれればと思います。
できる限り、僕はこのコンテストに参加している人達を支援していけたらと思っています。
このブログを読んでいるみなさんの手で、人気デザイナー・クリエイターを作り上げる事に力を貸してもらえればと思います。
お願いします。