今日も、そんな話が出た。
ハワイアンの模様を彫る為のGRSという工具。
世界はせまくなり、海外からの購入する事も可能になっている。
ライノセラスというソフトも海外で買うと10万円を切る値段で変える。
だけど、日本で買うと今はamazonで17万円前後。
7万円も高い。
が・・・
しかし。
アプリクラフトのサポート力は僕もライノセラスを教える。という事をし始めたとき、ジュエリーメイキングとは全く関係がない部分でのトラブルや分からない用語についていろいろと丁寧に教えてくれた。
アプリクラフトの斉藤先生にはとても感謝をしている。
非多様エッジって何ですか?
このエッジが出来る時の条件はどういうケースですか?
本当に今思うと単純な事でも丁寧に教えてくれた。
だから、アプリクラフトから17万円でライノセラスを買う事に価値はある。
工具もそう。
IJTにブースを出している工具屋さん達。
その会社のことを少し考えてみようと思う。
個人的な事は置いておいて・・・
安い。
というファクターだけで、IJTに出展している工具屋さんで見たり聞いたりした工具をネットなどを通じて買うという行為がどんな未来をもたらすのか・・・。
世界中でいろいろな宝飾をひっくるめて機械工具の展示会を行っている。
日進月歩でいろいろな進化をしている。
しかし、粗悪な品もあるし、優秀な品もある。
なんでもかんでも日本品質ではない。
その見極めを誰がしているのか。
その機械や工具のサポートを誰がしているのか。
情報だけ収集させて対価を払わない。
そんな業種を誰が喜んで継続していく事ができるのか。
業界全体を見渡してもらいたい。
宝飾産業を前進させる。
夢のある業界にする。
みんながこの産業に進みたい。
という業界にする為には、機械工具屋さん達の活躍は大切だと思う。
だけど、情報だけ引き出して、対価を払わないケースが増えてくるとビジネスとして成り立たない。
誰かが、世界の工具を飛び回って探す役割を担わなくてはいけないのに・・・
安いという値段だけでモノを買ってはいけない。
本当にそう思う。
損して得とれ。
本当に小さな損というかお金が、おおきな得になって返ってくる事はよくあるのです。
お金は大切。
無駄なお金は使わない。
だけど、お金でいくつもの産業が衰退してなくなっている事も分かってもらいたい。
大きくもうけさせる事はないとは思う・・・
だけど、その仕事を多くの人がやっていて幸せを感じるぐらいの利益は出してもらうべきだと思う。
安いという事を打ち出す人達はいてもいいと思う。
それはそれで企業努力の結果だから。
だけど、自分自身の身を削り、目先の生活の為だけでお金を拾いに行くような事は避けてもらいたい。
後から、この業界を目指す人達の足かせになるから。
適正な競争があり、正当な利益がもらえる産業に作り直していきたいと思う。
自分で自分の首をしめる時が“安い”を求め続けると必ずやってくると思う。
5年後・10年後の事も今考えて行きたいと思う。